散歩道では用水を流れる水も勢いを増し、土手にはヒメオドリコソウに混ざってツクシが元気にのびている。

水量の増した用水路

ヒメオドリコソウに混ざったツクシ
麦も穂を出し始めた。

穂を出し始めた麦
ハクモクレンもユキヤナギに混ざって咲き、桜の満開も間近である。

ユキヤナギとハクモクレン
鳥友さんのオグロシギの記事に触発され、桜見物、コウノトリの様子見を兼ねて、河北潟にオグロシギを求めて2、3日通ってみた。残念ながら、オグロシギには遭遇しなかったが、ホウロクシギ、タシギのたまり場に遭遇することができた。
ハス田は今、春の手入れの時期である。枯れたものを除去し、必要に応じ肥料をあげ代掻きのような作業をしている。シギはいないかなと付近で観察していたところ薄茶色の大きな鳥が飛んで来た。

飛来したホウロクシギ
畔に下りるのを確認し遠くから1枚撮ってみた。ダイシャクシギでは?

畔に下りたホウロクシギ
横になった所が撮れた。

横から見たホウロクシギ
湾曲した嘴が長く頭の3倍ほどもある。ダイシャクシギかも?いやいやホウロクシギだ。ハスの枯枝に隠れたりしたが乾いた田に出てきた。




田を歩くホウロクシギ
やっぱりホウロクシギだ。ダイシャクシギは九州で見たことはあるが、石川のハス田でホウロクシギを見たのは初めてだったので興奮した。露出を調整しようとしているうちに飛び去った。残念。


飛び去るホウロクシギ
図鑑には、日本海側にはホウロクシギが多く、ダイシャクシギは少ないと書かれており気になっていたが、鳥友さんから下尾筒での見分け方についてご教示いただいたので、ダイシャクシギではなくホウロクシギと訂正いたします。私にとっては、初めてのホウロクシギでした。
さらにハス田を観察していると、ジェッという鳴き声が聞こえて、足元から、また、田の中から黒い影が飛んだ。何だろうと思ったが長い嘴が印象的な鳥影であった。ハス田の中にもいるに違いないと周りを歩くと、次から次と飛び出すが写真も撮れないし、何であるか確認できず残念な思いをした。
タシギかもしれないと思いながら周辺を回ってみて、枯れたヨシの生えた田でタシギを見つけた。休んでいるものや何かを食べているものなど10羽近くいた。







ヨシ原で休むタシギ
車を降りて近づくとジェッと鳴いて飛び去ったので、ハス田で見たものもタシギだったと確信した。
翌日にも覗いてみたところ、又、何羽もいた。ヨシ原にはハス田に入れている水が流れ込み、だんだん水没するようであった。タシギの好きな環境だな、また来年も確かめてみようと嬉しくなった。
河北潟干拓地は何キロメートルにも及ぶ桜並木でも有名である。少し早かったが桜を満喫することもできた。


河北潟干拓地の桜

冬眠から覚めたヒオドシチョウ
土手では、意外にも冬眠から覚めたヒオドシチョウが活動を始めていた。