以前から琵琶湖の野鳥の様子を見に行こうと決めていた10月30日はあいにく曇り空であった。高速で直行するより、途中、嶺北地方の自然を見ながら行こうと国道365号線を南下した。雨で増水した日野川沿いを走っていると、1羽の鳥が見えた。

日野川のオシドリ
オシドリだ!車を路端に寄せた。



流れを上下するオシドリ
オシドリは餌を探していたのか、ヨシの生えた川をゆっくりと上下していた。
峠を越えて余呉湖に立ち寄った。

カルガモ

マガモ

キンクロハジロ、ホシハジロ

キンクロハジロ

カイツブリ
湖面にはカルガモ、マガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリなどがいたが、その数や種類は少なめであった。
弱い雨が降り始めたので琵琶湖に急いだ。琵琶湖水鳥・湿地センターに着くと小粒ではあったが、傘が必要なくらいの雨となった。

琵琶湖水鳥・湿地センターからの眺め
視界も悪く、カモはそれなりの数がいたが、湖の歩道からはオオバン、マガモ、カンムリカイツブリくらいしか同定できなかった。

オオバンとマガモ

カンムリカイツブリ
折り返して、初めて少し沖の洲にいるコハクチョウを見つけることができたが、雨のせいで色の出が甘く、茶色がかったくすんだものとなってしまった。群れは10羽程度であった。






前回報告したように、邑知潟には数百羽以上のコハクチョウが渡来しているのに琵琶湖にはまだ数が少なく、羽毛も汚れていると感じた。邑知潟では周辺を元気に飛翔し田で餌を探す。琵琶湖では動きが少なく餌場はどこか見つけることができなかった。風雨が強くなったので撮影をやめ、翌日の天気の回復を期待して長浜で1泊した。