年号が変わって今年は皇室の行事がたくさん
行われます。
皇室行事の正装といえば十二単衣
新皇后陛下の「即位礼正殿の儀」は10月
22日に行われます。皇后様の装束が今から
楽しみですね。
では、興味はあってもなんだか難しい
十二単を超簡単にお教えしますね。
分かりやすいように質問形式にしてみました!
Q 十二単は本当に12枚も着物を着るの?
A 本当に12枚着ます。下から順番に名前が
ついています。(1,2,3,8を数えないで8枚
という説もあります)
1、小袖(こそで) 現在の着物の原点
2、長袴(ながばかま)未婚、既婚により
色が違います
3、単(ひとえ)
4、五衣(いつつぎぬ) 単の上に5枚着ます。
色重ねが四季に応じてグラデーションに
なります
5、打衣(うちぎぬ)
6、表着(うわぎ) 今まで重ねてきたものの
一番上に着る織衣で立体感のある豪華なもの
7、唐衣(からぎぬ)表着の上に羽織る羽織の
ようなもの、正式な場では必ず着用
8、裳(も) 唐衣の背中にあてた裾を長くひくもの
以上12枚です!
Q, 十二単衣はいつからあるの?
A 奈良時代の後期に原型が生まれました。その後平安
時代中期に貴族の女性が着ていました。「源氏物語」
「枕草子」「竹取物語」のかぐや姫、そして
お雛様などでイメージが湧きますね。
Q 十二単は重そうだけど何キロぐらいあるの?
A 約20キロぐらいあったそうです。冬は
防寒になりましたが、夏はさぞ暑かった
でしょうね。
Q 十二単衣の小物について教えて
A. 檜扇(ひおうぎ)手に持つ豪華な扇
帖紙(たとう)胸元に忍ばせる懐紙
しとうず こはぜのついていない足袋
Q コブラのようなヘアスタイルは何?
A.大垂髪(おおすべらかし)といいます。
両サイドを大きくはらして 後ろ髪を
長く ひくスタイルは江戸時代末期
からといわれています。それ以前は
ひたすら長く伸ばした黒髪スタイル
でした。
いかがでしたでしょうか?
ざっくりとイメージをつかんでいただければうれしい
です。
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