「ロマン派絵画の先駆者」テオドール・ジェリコー(Théodore Géricault)の絵画
テオドール・ジェリコー(Théodore Géricault、1791年9月26日 - 1824年1月26日)は、フランスの画家、ロマン派絵画の先駆者。
1791年9月26日、フランス西部のルーアンに生まれ、5歳頃にパリに移住した。 1808年、馬の絵を描くことが好きな画家カルル・ヴェルネに師事する。
カルル・ヴェルネの影響を受け、テオドール・ジェリコーは生涯にわたって馬を題材にした作品を描き続けている。
1810年から新古典主義の画家ピエール=ナルシス・ゲランの下で絵を学びながら、ルーヴル美術館に通って、ティツィアーノ、ルーベンス、ベラスケス、レンブラントら巨匠たちの絵画を模写した。
1812年のサロン展に出品した作品「突撃する近衛猟騎兵士官」は金賞を獲った。
1816年から1817年にはイタリアでミケランジェロの人物表現や駆ける馬の一瞬の姿などを研究した。
1819年にロマン主義絵画を代表する作品「メデューズ号の筏」はサロンに出品した。
晩年には精神障害者の一連肖像画をを描いている。
1824年1月26日にテオドール・ジェリコーは落馬の事故によって持病の脊椎結核が悪化したため、わずか32歳で生涯の幕を閉じる。