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Leica M4 elmar 3.5cm f3.5 acros
山口県岩国市由宇町
昨日は仕事が夕方に終わったのでというか終らせたので
近くで開催されている写真展を見に行った
予想外の写真も見ることができてとてもいい夕方になった
そのギャラリーで写真を見ているときに横でライカM3を持って出展者の方と話している方の話が聞こえてきた
サントリー・サタデー・ウェイティング・バーのアバンティの一コマみたいに聞き耳をたてたわけではないけど(笑)
「M3これは初期型なので二回巻き上げるんですよ。。。」
「なんだかちょっと面倒」
「でも感触はこの方がいい」
そんな風な内容の話だった
そこでふと思い出したのが前日のベタ焼きの時
暗室の中でネガをネガシートから出すときなかなか出てこなくて
さらに今回初めて引っ張り出すとき青白い光が何度も出た
以前のネガシートはこんなことはなかったのだけど
仕様が変わったのでしょう最近のはとても使いにくい
原因はネガを引っ張り出すときに静電気が発生したから
そう、話をされていたM3のダブルストロークの理由
本当かどうかは定かではないけど10年くらい前広島光学の沖中さんから聞いた話
その理由の一つは、当時のフィルムは弱かったため一気に巻き上げると切れてしまう恐れがあること
そしてもう一つの理由は、一気に巻き上げるとその摩擦が大きくて静電気が発生してかぶってしまう恐れがあること
だから二回巻き上げにした
ライカはそれくらい用心深いメーカーなんです、と
ギャラリーで話しているのを聞いて
ああそうか、昨日みたいにあんな光ったら絶対かぶるよなあと一人で頷いてしまった
このダブルストロークが静電気防止のためというのはまんざらでもない理由だなと
因みに巻き戻しがクランクでなく面倒くさいノブなのは
巻き上げで折角二回にして静電気を回避しているのに巻き戻しで一気にやってしまうと意味がないから
これの理由の信憑性も一気に高まってきた
まあ、そんなことはどうでもいいのでネガシート
もとの仕様に戻してほしいです
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