コンティナⅡ

1953年発売のツァイス・イコン社の35mm蛇腹カメラです。

蛇腹カメラが好きになったきっかけは、人から借りたコンテッサ35だった。それだけでなくこのコンテッサ35というカメラは、それまでクラッシクカメラの王様はＭ型ライカなんだ、いつかはライカだ、ライカがゴールだと思っていた私の考えを変えてくれたものでした。確かにＭ型ライカは完成されたレンジファインダーカメラとして、写真を快適に撮るために必要な基本機能を他のどのカメラよりも高い水準で押さえているカメラだと思います。

しかし、コンテッサ35の堂々とした気品あるスタイルにバツグンに写るテッサー。そして楽しい機構。頑丈そうなボディ。携帯性もいいのでいつでも持ち歩ける。私はこのカメラだけでいい。いつでもどこでもこのカメラだ。このカメラの他にはなにもいらない。このカメラこそ最高だ。という人がいてもおかしくないカメラの一つだと思いました。そして所有する喜びが大きいカメラだと思います。
　
コンティナⅡはそのコンテッサ35の妹分みたいな存在のカメラです。コンテッサ35は「伯爵婦人」という意味だそうですが、コンティナⅡは「伯爵令嬢」なんだそうです。本当はコンテッサ35が欲しかったのですが、露出計がないことと連動距離計でないことを除けば操作がまったく一緒なのでまあいいか、と無理やり思っています。それと伯爵「婦人」より伯爵「令嬢」の方が若くていいじゃないかと。もう一つ自分を納得させる理由としては、このレンズです。イカ社のノヴァーです。このレンズは３群３枚のトリプレットで、私は３枚玉を一つももっていなかったので、３枚玉には興味がありました。このコンティナⅡをもって私の３枚玉としようということです。
　
実際、非連動の距離計は結構おもしろいです。基本的には目測カメラと考え、いざ、必要なときは正確なピントあわせが可能なカメラと思えば使いやすいカメラです。ノヴァーも大変よく写ります。ヌケがいいというんでしょうか。空の色も大変いい感じに写ります。トリプレットレンズは立体再現に優れていると何かに書いてありましたが、そんな気になってきます。ただ、画面周辺部の描写は怪しいですね。
　
つくりはしっかりしていて少々のことでは壊れそうもありません。これまたコンパクトなカメラなので私のいつも持ち歩くカメラの一つです。
（ben's camerasのMy camerasより）


・・・ちょっとのぞいていってください。

・・・写真人気ブログランキング


*****************************************************************************************（写真）
Panasonic　DMC-LC20
DC VARIO-ELMARIT
*****************************************************************************************