太宰治の代表作「人間失格」の表紙を、漫画「DEATH NOTE(デスノート)」で知られる人気漫画家、小畑健さんのイラストにした集英社文庫の新装版が6月末の発行以来、約1か月半で7万5000部、古典的文学作品としては異例の売れ行きとなっている。
(from 読売新聞)
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最近は、ケータイ小説が若者の目を奪っているせいもあり、読書離れが深刻化してます。
昔は、文学系=小説しかなかったから、みんなはそれを娯楽として読んでいましたが、今は、選択肢も増え、読みやすいものからとっていけるようになってるし、漫画の登場も大きい。
小説読むなら漫画、だって読みやすいもん。という意見も多いと思います。
僕も小説を読み始める前は、そういう事を言ってましたから。
だから、わかります。
それだから、出版社は、いろいろと戦略を考えます。
前置きが長くなりましたけど、
こういうデスノートで有名な小畑健が表紙を書き下ろすというのはいいアイデアだと思います。現に売れてるらしいですしね。270円っていうのもイイ。
まあ、でも、賛否両論あると思います。
小説好き、特に太宰好きからしたら、「ミーハー」を嫌うでしょうし、「太宰知らないけど小畑健なら知ってる」っていう人が買うのはどうなんだろう、という意見もあるでしょうね。
けど、僕は、賛成ですね。
読書離れの現実を考えれば、それで手にとってくれる人が増えて、まあ最初は「ジャケ買い」でもいいわけですよ。それをきっかけに小説を読むようになれば、出版社的に成功。
今までの表紙なら絶対に文学作品に手を伸ばさないけど、これをきっかけに、小学生や中学生がとっていけば、将来的に読書離れ回復が見込めますよね。
「井戸までロバは連れてこれるが、水を飲むかどうかはロバ次第」とか、覚えてませんが、たしかそういうニュアンスの諺を聞いたことがありますけど、そういうことです。
結局は、表紙を変えても買わない人は買わないし、興味を持った人は買います。
要は後者を増やせれば、将来的に小説を買う人が増える可能性を得ます。
一冊限りで終わる人もいるでしょうけど、表紙を変えたおかげで、小説という世界を初体験して、ハマっていく人も絶対にいますから、それで文学の衰退を取り戻せるならどんどんこういう事をやっていけばいいと思います。
多分、この成果は、裁判の判例じゃないけど、これをきっかけに出版社は次々にやっていくんじゃないですかね。
ただ、「小畑健の画力だから、一般文芸、純文に合う」っていうのが前提としてあるから、ほんまに「マンガ」っていうイラストを持ってこられると、ブレますよね。
そこも考えないと、今度は、小説好きが離れていく恐れが出てきますし。
何事もほどほどに、ってことで。
(from 読売新聞)
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最近は、ケータイ小説が若者の目を奪っているせいもあり、読書離れが深刻化してます。
昔は、文学系=小説しかなかったから、みんなはそれを娯楽として読んでいましたが、今は、選択肢も増え、読みやすいものからとっていけるようになってるし、漫画の登場も大きい。
小説読むなら漫画、だって読みやすいもん。という意見も多いと思います。
僕も小説を読み始める前は、そういう事を言ってましたから。
だから、わかります。
それだから、出版社は、いろいろと戦略を考えます。
前置きが長くなりましたけど、
こういうデスノートで有名な小畑健が表紙を書き下ろすというのはいいアイデアだと思います。現に売れてるらしいですしね。270円っていうのもイイ。
まあ、でも、賛否両論あると思います。
小説好き、特に太宰好きからしたら、「ミーハー」を嫌うでしょうし、「太宰知らないけど小畑健なら知ってる」っていう人が買うのはどうなんだろう、という意見もあるでしょうね。
けど、僕は、賛成ですね。
読書離れの現実を考えれば、それで手にとってくれる人が増えて、まあ最初は「ジャケ買い」でもいいわけですよ。それをきっかけに小説を読むようになれば、出版社的に成功。
今までの表紙なら絶対に文学作品に手を伸ばさないけど、これをきっかけに、小学生や中学生がとっていけば、将来的に読書離れ回復が見込めますよね。
「井戸までロバは連れてこれるが、水を飲むかどうかはロバ次第」とか、覚えてませんが、たしかそういうニュアンスの諺を聞いたことがありますけど、そういうことです。
結局は、表紙を変えても買わない人は買わないし、興味を持った人は買います。
要は後者を増やせれば、将来的に小説を買う人が増える可能性を得ます。
一冊限りで終わる人もいるでしょうけど、表紙を変えたおかげで、小説という世界を初体験して、ハマっていく人も絶対にいますから、それで文学の衰退を取り戻せるならどんどんこういう事をやっていけばいいと思います。
多分、この成果は、裁判の判例じゃないけど、これをきっかけに出版社は次々にやっていくんじゃないですかね。
ただ、「小畑健の画力だから、一般文芸、純文に合う」っていうのが前提としてあるから、ほんまに「マンガ」っていうイラストを持ってこられると、ブレますよね。
そこも考えないと、今度は、小説好きが離れていく恐れが出てきますし。
何事もほどほどに、ってことで。