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第139回芥川賞・直木賞候補発表。

2008年07月03日 | テーマトーク
第139回芥川賞・直木賞の候補作品が決定したようです。

候補作品は以下の通りです。


◇第139回芥川龍之介賞 候補作品

磯崎憲一郎『眼と太陽』 文藝夏号

岡崎祥久『ctの深い川の町』 群像6月号

小野正嗣『マイクロバス』 新潮4月号

木村紅美『月食の日』 文学界5月号

津村記久子『婚礼、葬礼、その他』 文学界3月号

羽田圭介『走ル』 文藝春号

楊逸『時が滲む朝』 文学界6月号


◆第139回直木三十五賞 候補作品

井上荒野『切羽へ』 新潮社

荻原浩『愛しの座敷わらし』 朝日新聞出版

新野剛志『あぽやん』 文藝春秋

三崎亜記『鼓笛隊の襲来』光文社

山本兼一『千両花嫁 とびきり屋見立て帖』 文藝春秋

和田竜『のぼうの城』 小学館


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いわば、両賞は、芸人でいう「M-1グランプリ」みたいなものですからね。
受賞直後から世界が一変し、書店には平積み、インタビューに引っ張りだこで、書籍が売れに売れまくる、本が売れない時代に生きる作家にとっては大チャンスで。

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羽田さんの『走ル』は青春小説と聞いてたので、入るなら直木賞側だと思ってたけど、よくよく考えたら文藝掲載やから、芥川の方にいっちゃうのも納得。


三崎亜記さんの『鼓笛隊の襲来』は、表題作だけ読んだけど、不思議な世界をいとも現実かのように自然と描いてたのが印象的。というか、三崎さんワールドってそういうのが多いのでまあそうか、と。


個人的に前々から読みたかったのは、和田さんの『のぼうの城』ですね。
ちょっと読んでみようかと今迷い中です。


とりあえず、まだ読んでないまま放置していた『走ル』から読んでいこうかなと思ってます。


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