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KISS × L'Arc~en~Ciel

2007年11月23日 | 音楽ニュース
ラルクは、ソロ活動を経て再始動の2004年からがらっと変わった。

まるで部活動をやってるかのようにメンバーが集まって、

本当に楽しみながら音楽をやってるというのが伝わってくる。


ラルクはこんなカラーだからこういう曲っていうしがらみを取り払ったからこそ、ジャンルに捉われないバラエティ溢れる楽曲が次々に生まれた。

SMILE→AWAKE→KISSと来て、型にはまらないロックの形を作り上げてきた。

ラルクが何をやろうと、根本はロックであり、その表現方法としてのバリエーションを変えているから、聴いててかっこいい。


特に今回のアルバムで驚かされたのは、メンバー全員も言ってる「Hurry Xmas」
12曲目にこれをもってくるのも彼ららしい。

十年前とかならラルクがまさかこんな曲を歌うなんて想像もしなかったと思う。

でも、今のラルクなら、最初は驚くけど、「そのアプローチは、ラルクでやったらたしかにアリだよね」って思える。


今回のアルバムには、タイトル「KISS」にも驚かされたけど、「驚き」がつまってる。

いろんなアプローチの楽曲が並べられていて、どれもシングルカットできるくらいのクオリティを持つ。

正直、最近のラルクでもちろん個人的に評価してたのは、シングル曲が少ない「SMILE」で、バランスがうまくとれていた。

過去のシングル曲満載のアルバムを振り返ってみると、あまりいい印象がない。

「ark」と「ray」は、シングルとアルバム曲のバランスがイマイチな感じがして、話題性を先行させた結果無理矢理二枚にした印象だったから、あまり好きじゃなかったし、「AWAKE」は好きだけどシングル曲に圧されていた感があった。

でも、この「KISS」は色の濃いシングル曲を4枚も入れてるのに、それと並列しても肩を並べられる楽曲が揃っているので、全体を通して12曲もあるのに飽きないし、退屈しない。そして、おもしろい。


疲れた身体と頭を解すヘビロテな一枚です。


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