goo blog サービス終了のお知らせ 

蟷螂の独白

世に背を向けた蟷螂です。喜怒哀楽を綴って19年モットーは是々非々の団塊世代です。

阪神淡路大震災

2025-01-17 21:44:00 | 徒然
今日は30年前の阪神淡路大震災の日でした。
あの日、まだ勤め人だった蟷螂は、朝のニュースで地震の報道を知りましたが、『死者は〇人』といっていたので、それほどではないけれど、『東京は他人ごとではないから注意するように』と言い残して出社。
アンポンタン大バカマヌケ倅の中学入試を翌月に控えていたのでキモを冷やしました。
千葉県の私立2校の受験を終え、さぁ1日の本命校の受験というときのことでしたから、受験そのものよりも、連動して関東地方が地震に襲われないかと気になりました。
『落ち着いて試験に臨むように』とアンポ倅によ~く言い聞かせたものでした。
その後次々に明らかになる被害を知り、慌てて郵便局へ募金しに行った物です。
倒壊した高速道路や、ワンフロアだけが潰れたビルの映像はインパクトがあり、鉄筋盤石という認識を改めさせられ、もし次にマンションを買うことになったら免震構造の建築物にしようと心に誓ったものです。
何事もなく受験の日を迎え、結局倅は本命校に合格したのですが、入学して同居人が聞いたところによると、『灘が試験を延期したので東京に単身赴任した父親を頼って上京し、開成を受けようとしたら内申書がなければ受験させない』といわれ、学校だって遺体安置所になっているのでそれは無理だと話しても聞き入れられず、困り果てて倅の受験した学校に相談したら、『身体ひとつで来てくれば試験を受けさせる』と言われて受験し、合格した子弟がいたそうです。
その子弟は後日受けた灘も合格したそうですが、結局倅の同窓生になったと聞いています。
開成という学校のスクールカラーが色濃く出ている話です。
ただ、人の一生は如是天変地異に翻弄されるものだということで、関東大震災直後に生まれた蟷螂の親父も、天変地異で運命を狂わされた一人であることは間違いありません。
その一生は波瀾万丈、よくオジキに『お前の父親の一生ほど稀有な人生は他にないから、絶対に書き残せ』と言われて60年。
遂に日の目を見ることができるかどうか。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« テルテル引退 | トップ | 朗希はドジャース »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。