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Sunset hills

byサントス

森は海の恋人

2013-11-28 20:43:58 | Talk to myself 2013

海釣りが好きで今でも好きです。

最近は行けなくなってしまったが・・・。

黒鯛やメジナを陸ッパリから釣りたい。

20数年前のことである。

 

バブル崩壊後、のんびりとした趣味を持つ人が増え

それが釣りバブルへと突入していく引き金となる。

釣り道具も劇的に進化する。

ハードウェアーの耐久性やバランスや感触、

そして高性能なものが安価に手に入る。

カーボン素材の竿が高性能となり、

リールの設計の大きな見直しでスムーズで静かなリールが出てくる。

ハード面ばかりでなく釣り方が多様化される。

数々の名手の技法が雑誌で取り上げられる。

おそらくそれまで門外不出の秘伝だったようなものがベールを脱ぐ。

数をつりたい、大きさを求めたい。

そういった釣り人の要求がエスカレートする。

 

釣り餌も多様化する。

よく言われるのは南極近くでとれたオキアミが

釣りの餌として一般化したこと。

船釣りでは海底でヘドロになると問題にされたこともある。

こと磯釣りでは配合餌が数えきれないほど出ていた。

 

餌にお金をかけても釣れないと不満が出てくる。

それもそのはず餌が悪いわけでもなく、

魚の習性そのものを理解していない。

釣ったとたまたま釣れたと勘違いもある。

それよりも竿を出すことができないほど人がいて、

それぞれ撒き餌をふんだんに使う。

魚は満腹状態、釣れるはずがない。

それでも釣りたいとマナーが悪くなる。

禁止場所に入ったり、ごみを散らかしてそのままにしたりと、

釣り人のマナーも問われるようになる。

 

その頃より磯焼けが問題となる。

配合餌の使用を減らしたり、

オキアミの使用を禁止したり、

赤土が問題になったりと様々であった。

雑誌もこのころよりトーンが変わっていく。

磯焼けは釣り人より漁師の方にとって深刻な問題となる。

温暖化の影響と言われたり、

農薬の窒素が問題だと言われたりした。

 

小里哲也さんの言葉で

「海釣りも洗剤の一滴から」

というのを覚えている。

なるほどそうだと思う。

 

この頃にある活動をテレビで目にする。

豊かな海を作るために山に植林をする活動だった。

なるほどと思った。

ここ数年で磯焼けのメカニズムが明らかになってきた。

元気のない山、行き過ぎた護岸整備、地下水脈の遮断、温暖化・・・。

人間の行き過ぎた経済活動が自然を破壊している。

どれぐらいの事が出来るかわからないが、

少し自分の事を省みたいと思う。

 

森は海の恋人

 

今日はそんな話だった。

自分も少しは関心を持っていたこと。

驚きました。

森や川や海だけでなく、

そこに住む人の意識や心がけが大切とのこと。

理解するのに時間はかかりそうだが、ほんと深い話だった。


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