行列に並ぶこと10分、
ようやく店員さんからの案内でカウンターに座る。
忙しい模様でテーブルが片付いていない。
あわててテーブルを拭く店員さん。
その後水を持ってきてくれてオーダーを交わす。
隣の席に後からのお客が座る。
ただただ料理が出てくるのを待つのみ。
5分後に座ったお隣さんに料理が出てくる。
同じ注文先に出したのにな~。
まあいいか。
次は来るだろうとひたすら待つ。
後から座ったテーブル席の人が食事を済ませて入れ替わる。
ただひたすら待つ。
25分ぐらいたってぼちぼち辛抱が切れてきた。
忙しいので忘れているのかもしれないが、
文句を言ったり大きな声を出したところで自分が傷つくだけ。
あきらめてもう帰ろうと思ったときに
シェフがこちらの気配を察知する。
「カウンターさん、料理出ていないじゃないか。」
その後、見習いさんは大慌てで出来上がった料理を持ってくる。
料理そのものは美味しくいただけたが、
時間に追われて食べたくはなかった。
まあいいか。
文句の一言でも言えばいいのに。
自分もそう思ったが、言えない事情があった。
お正月早々、ノートの記入を忘れて自分も迷惑をかけてしまった。
「実は今日より別の日がいい」
とお客様からは言って頂けたのだが、
年初めの仕事に恐縮する。
他人のことは言えないね。