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Sunset hills

byサントス

パラドックス

2013-12-16 06:14:29 | Talk to myself 2013

安堂ロイド、なかなかのSF大作なのだが、

なんだかね~。

 

やはりSFはアイデアが出尽くしている感がある。

未来から何かがやってくるというのは一見奇抜ではあるが、

時間軸が仮にループしたものがクロスしたとして、

未来は不確定要素が多々あり妄想に近くなる。

物語の帰結がしっくりとこない。

意図的に過去を変えてしまうのであれば、

タイムパラドックスの問題である。

 

スタートレックでもたびたび登場していた話題である。

もっとも気に入っている作品は

タイムスリップ・エイリアンかな。

データー少佐の首が過去に取り残され、

数百年して元の体に組み立てられ

危険を知らせる話。

話の作りが印象的で何度も観ている。

スタートレックシリーズの他の作品でも時間について何度も取り上げられていた。

ただ時の番人的なものが出てきてからは

この手の話題が少し嫌になってしまった。

スタートレックでタイムワープは定番でもあったが、

未来から過去へ干渉しないことが前提であったものが、

徐々に干渉を深めていくことになる。

パラドックスを取り上げることに対して

作品上の気づかいがあったものが

徐々に取り払われていく。

タイムスリップの話題はそれ以来・・・・。

 

自分が過去へ行って何かできるのであれば、

過去の自分に会って違う道を進むように進言する。

はたしてパラドックスは発生するのだろうか。

過去の自分がその進言を受け入れ、

違う道を歩き始めた時点で

自分の存在は無くなってしまう。

頑固な若者の自分は

はたして未来の自分の言葉を受け入れることが出来るだろうか。

「あなたは未来から来たのでしょう。未来は自分が決める。」

といって意見を聞かなかっただろうと思う。

残念ながら未来はまだ来ない。

 

即今当所自己

 

やはり妄想なのかな。

未来からきた人が過去に来て、

かつて嫌がらせをした人に復讐を果たし帰っていく。

過去が変わってしまったので

未来から来た人はその時点で消滅してしまう。

完全犯罪である。

証拠物件から自身の指紋が検出し、

犯人逮捕の決め手となるのだが

アリバイは成立する。

 

杉下右京がSFに足を踏み入れたら・・・。

なんてのも楽しかったりして。

いや、因果関係が成り立たないので

ドラマが成立しなくなるか。

 

タイムパラドクスはとても気になるとこだが・・・・。


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