新聞のコラムを読んで恐ろしくなりました。
(以下抜粋)
「始まりは猫だった。茶色以外のペットを禁止する法律ができて、主人公は白黒の飼い猫を始末した。友人も黒い犬を始末した」フランスの心理学者フランク・パブロフの『茶色の朝』はこう始まる。
法律に反対した新聞は廃刊に、本もラジオも酒も政党も茶色以外は追放され、茶色が世の中をひたひたと支配していく、、、
主人公は「流れに逆らわなければ安心だ」と、、、
やがて法律が変わり、過去の茶色以外の飼い主まで国家反逆罪となる。。。
「あの時、反対すべきだった」と悔やむ主人公にも、、、
集団的自衛権の行使、憲法9条の骨抜き、武器輸出解禁、自衛隊の全世界派遣、、、と歯止めが次々に外されていく。変だなと思いつつも忙しいからとやり過ごしていると、後戻りできなくなってしまう。
同書の解説で哲学者の高橋哲哉氏は、誰もが持つ怠慢、臆病、自己保身、無関心の積み重ねがファシズムを生むと指摘する。「思考停止をやめ、考え続けること」。茶色に染まる前にできることはある。
以上。
各メディアには、それぞれにスタンスがあり、同じ事柄に対して、まったく別の角度から論じている場合があると思います。
一方の報道、論調を鵜呑みにすべきではないと思います。
同じ出来事でも、立場が違えば、また違いますね。
例えば、
4月28日。
サンフランシスコ講和条約が発効され、沖縄にとっては日本から切り離された「屈辱の日」、日本本土にとっては「主権回復の日」。
今では、日本にある米軍基地の約74%が沖縄にありますが、もともとこの割合であったのではなく、日本本土で基地反対運動が起こり、沖縄に移転された経緯も。。。
そのとき沖縄には主権もなく、増幅強化されていった基地、、、
そして今回の辺野古。
辺野古移設反対の知事が当選。
衆議院選挙でも、賛成候補者はことごく選挙区で落選(比例で復活)
民意は示されていると思うのですが、、、
今の時代を生きる大人として、意思を示していきたいと思います。
「あのとき、ああすればよかった、、、」と後悔したくないので。
来週日曜日は県民大会。
子どもたち連れて参加したいと思います。
辺野古の海の埋め立て、基地強化に反対です!