おばぁが入院中につき寂しそうなおじぃです…御年93歳
続・おばぁ編
その嫌がらせというのがすごかった
冷蔵庫がカード式なんだが、病院に入れるのは1日15分の決まりがある
もともとおばぁは少食で
すでに体重は37㎏まで落ちていた
なので好きなものを毎日差し入れし、自分で冷蔵庫から出して食べれない為
食事のときに出して食べさせてとお願いしてあった
だが冷蔵庫の電源切れ中身は常温の日々が続いた
何度も看護師の方に冷蔵庫のカードは置いてありますと
言っていたにも関わらずだ
ぴーはめげずに何度も繰り返し頼んだ
埒が開かないので医学療法士にリハビリ終わったら出してあげてとお願いしてみた
それでもしばらく常温がつづいた
ラオウ「ひどいね、それ」
ぴー「え、人として終わってるヤツらの塊だわ」
ラオウ「よくキレなかったね」
ぴー「コロナという名目に人質取られてるようなもんだよ
だって認知症だもん、叩かれたり何されるかわからんじ
ゃん」
ラオウ「そうかー」
ぴー「でもさその医学療法士の男の子が冷蔵庫のカードを
入れてくれるようになったの」
ラオウ「そうなんだ」
ぴー「あんな終わった病院だったけど、あの子には感謝してるよ
おばぁもその子にはバイバイしたり、リハビリ行くの?って
聞いてたもんね」
ラオウ「やっぱ分かるよね」