新型コロナウイルスや悪天候による中止によって、実に6年ぶりのダム見学会の開催となります。
ダムを眺めるのが好きな私たちは、いよいよ念願の「初ダム(堤体内)見学」となります。
いままではダムを道路や展望台、天端など「外側」から見てきましたが
堤体の中を観るのは初めてのこと。
「これはゆきたい」
ひょっとしたら、最初で最後の機会になるかもしれない。。。
入念な計画のもと、2023年7月30日を迎えました。
ダムが好きなら「4つすべてを周る」って普通は考えるかもしれませんが
さすがに4つは可能ではあるけれど、じっくり見学できない(ただ行っただけ)になってしまうことから
馴染みのある「2つ」のダムに注目。
その一つ目は「五十里ダム」としました。
【重力式コンクリートダム】
奥鬼怒4ダムでは、五十里ダムと湯西川ダムが同じ「重力式ダム」です。
当初は「両方」もしくは「湯西川ダム」の選択肢もありましたが
最終的に「お互いが馴染みのある」五十里ダムに決めました。
ここ、五十里ダム。
もう何回訪れたのかもわからないくらいの馴染みの場所。
いつもの通り駐車場へ。
午前中ということもあってか、思った入りは人出は少なく感じました。
管理事務所入り口で受付。
代表者の氏名と在住地を記入し入場。
その時、私は受付の方に「撮影はどこまで可能ですか」と尋ねました。
若い女性職員と男性職員が話合いまして・・・
「外は可能ですが、中はダメだと思います。他もそうだと思うので」という回答。
中、とはもちろん、初めて立ち入る「堤体内」のこと。
ダメといわれれば、撮るわけにはゆきません。
ま、撮るのが目的ではなく・・・ふだん立ち入れない区域に「入れさせていただく」だけでもありがたく思わなければ。
毎年7月に開催されるダム見学会。
なんと、年1回の大チャンス。
そう、7月30日しか見られないのです。
そんな貴重な機会を得られて、それだけでも感謝しなくてはなりません。
ダムカードはいつも通り。
こちらは目的ではないので、参考程度に。
受付でいただく、ダムカード調の案内図。
以前は、ダムの下流(コンジットゲート)あたりまで歩くことができたようですが
今回は、新しい施設ができた関係で
堤体の中間付近までの見学となったようです。
五十里ダムのパンフレットより。
以前の見学会では下流面からの眺めの画像を紹介しています。
ま、これ見て、「五十里ダム」に決めたところもあるんですけどね。。。
さっそく天端へ。
とても暑い日でしたが、ここだけは「ビル風」が起きていて
見学用の「警報車」に掲示してあった説明文が飛ばされるという場面に遭遇。。。
ここからは天端を歩きます。
あ! 人がいる!
今回、私たちはあそこまで行けるみたい。
期待が膨らみます。
普段は入れない「選択取水設備」にも入れました。
こちらも普段は見られない「コンジット 修理用ゲート」
1号と2号があります。
人が居ます。
エレベーターがあるようです。
阿部工務店さんが「冷却シート」を配っていたので
エレベーターの順番が来るまでの待ち時間にいただく。
・・が
エレベーター前に控えていた職員さんに「乗りますか?」って聞かれて
「はい!」って答えてしまったものですから・・・
冷却シートでヒンヤリする前に・・・・すぐに「ヘルメットの」スタンバイ。
ミストマシーンもフル稼働。
エレベーターから降りてくるとヘルメットの返却。
全員降りてきたら、次は乗りこめ!
あ、もう一回、待つようです。
そして・・・
エレベーター定員11名。
案内役の若手職員さん含めてエレベーターに乗り込む。
残念ながら「中(堤体内の監査廊)は撮れません」と受付で言われていたので・・・
エレベーターを降りて
暗いトンネルの中の「監査廊」という通路は画像ナシ。
ただ・・・気温が約10℃に保たれているというので・・・とてもヒンヤリ。
寒がりの私でも、さすがに外の暑さに比べれば・・・快適♡
いろいろ説明を受けながら歩いて進みます。
五十里ダムのパンフレットに紹介されていた、高圧スライドゲート。
私たちも堤体内で実際に説明を受けて観ることができました。
そして・・・
外に出ました。
撮影解禁です。
見上げると五十里ダムの文字。
あの上を歩いてきました。
あ・・・この先、立ち入り禁止。
この階段を進むと、下流の発電所までたどりつきます。
かなりクネクネした見るからに過酷な通路ですが)
段差が見えない下り階段。
それだけ直下に近い、ということ。
はい、これにて見学は終了。
再び、監査廊を通ってエレベーターへ。
3月まで川治ダムにいて、4月から五十里ダムに配属されたという若手の職員さんに案内されて
いざ、暑い外へ。
ヘルメットを返却し
天端を戻ります。
あそこに下りたかったな。。。
ダムに退屈してしまった付添人のために用意されたタッチ式のモニター。
ほぼダムとは関係がない内容ですが、管理事務所さんの優しさを感じます。
気が付かなかったのですが
右のテーブルのところでは
水分補給のサービスもあったみたい。
休んでいる方がいました。
ここはいつでも見られる部分です
意外と風が強く、ノボリがじっとしてくれません
あ、ツーリングの方も
入口には警備員さんがいて駐車場の誘導・案内をしているのですが
その脇で撮りまくりwww
いったん中に入ったのですが
どうしても「歩きたい」ところがありまして・・・
彼女を中で待ってもらって
ひとり、外へ。
あ・・・ここは登ってはいけません
こちらです。
階段を上ります
ここは通常は通れない道。
イベント開催時のみ開放される駐車場までのショートカット通路なのです。
ここからの眺めも最高。
イベントが無いと、ここからは施錠され入ることはできません。
私は初めて通る機会を得ました。
ダムの応援職員のクルマも止まっているのでしょうか、ほぼ満車状態でした。
工事で使われている作業者用のトイレ。
休日は作業がお休みのため、こうして「臨時トイレ」として開放中。
では戻ります。
エレベーター棟の周辺は人でいっぱいです。
12時を過ぎてしまいましたので
いったんお昼休み。
川治に来たら、川治で食事。
この日はある事情により「お初」な場所でランチをいただきます。
その模様は続きにて。