栃木県の郷土料理「しもつかれ」
見た目からして、地元の人間でも「好き嫌い」がはっきりわかれる不思議な食べ物。
2月の初午を過ぎまして、しもつかれが普通に売られている時期。
1シーズンで7軒のしもつかれを食せば、病気にならないとも言われるが
けっこう、たいへんなんですね、これが。
我が家の場合は私以外はまったく食べない。
一人でパックを食べるわけですから、何回かに分けて食べる。つまり「物持ちがいい」
すぐになくならないから、すぐに新しいものを買えない
これはとても悩ましい。
県南のほうでは「しもつかれウィーク」ということでアレンジされた・しもつかれ等を2月13日までの1週間、各所で提供されたようですが
私としては「しもつかれはシンプルにそのまま食べるがベスト」と考えております。
アレンジはもちろん多様性があっていいです。
けれど、そもそも見た目、香りに抵抗感を持つ人が多い以上、それを「無理に好きになれ」とは言えない。
アレンジされると、それはしもつかれ風・・・になってしまい、元祖しもつかれではなくなってしまうのです。
嫌いな人に無理に好きになれとは私は言いたくない。
でも、しもつかれを守り、引き継ぐには・・・シンプルに食べ続けることが大事。
好きな人はとことん食べ比べをしてほしい。
とにかくカレーライスのように、作る人によってまったく味も見た目も変わっちゃう。
そこがいい。
今シーズンの食歴は
① 道の駅ばとう
② たわら寿(大田原市)
そして・・・今回、3か所目となる・・・
「道の駅やいた」
しもつかれを買うのは直売所にて。
お昼に近い時間とあって多くのお客さんがいましたが
私が買ったのはもちろん・・・
矢板市の柳田さんが作った「しもつかれ」
「もっちゃんのしもつかれ」です。
250グラムで350円。
たいてい400グラムで350円前後なのでややリッチ価格。
おおむね2食分、というところでしょうか。
特徴は「にんじん」「大豆」「鮭の赤身」の大きさ。
はっきりわかるでしょ?
購入日は2月7日。
消費期限は5日後の2月11日です。
3日目の2月9日、1回目。
感想は「うまし!」であります。
他とは異なり、大根の味が強くなく、昆布だしでしょうか、濃い油っぽい旨味が食べやすい。
しかし、5日目の2回目・・・ある事件が起こります。
口にするなり、舌がしびれるような強い酸味。。。なんじゃこりゃ・・・
・・・実は、私の不手際で、通常、しもつかれは「冷蔵保存」されるものですが、今回はずっと「常温」で保存。大丈夫だろうと思っていたのですが、それは3日目まで。日が経つにつれ、常温のなか、発酵が進んでしまった様子。。。
昆布だし、りんご等が強いすっぱさを醸し出してしまったようで。。。
まぁ、なんとか食べきりましたが、やはり「冷蔵保存」は大切だということを思い知らされました。
※ふだん、しもつかれを食べない家庭の冷蔵庫では「しもつかれ=臭う」そうで、「早く食べきりなさい」と言われるのが常でして、今回、それを避けるために「常温」保存を意図的にやってみましたが、やはりだめでした。
しもつかれは「早めに食べきる」及び「必ず冷蔵保存する」ことを忘れずに。
でも、もっちゃんのしもつかれは他のものと味が異なり、面白かったです。
また来期も食べたいですね。(できれば1シーズンでは店を変えていろいろなしもつかれを食べるため)
目指せ7食! 次はどこのしもつかれ、ですかな。
突然の過去ログへのコメントで失礼いたします。
小生も昨日〝もっちゃん〟のお赤飯を食べましたが安くて美味しかったです。
もっちゃんのお赤飯をお買い求めいただきましてありがとうございます。
検索でたどりついていただいたのかとは思いますが、道の駅の出品者「もっちゃん」がご縁でこうしてつながれたことを大変うれしく思います。
ほかにも様々な商品をお作りされているようですので、また矢板の道の駅にお立ちよりの際は、ぜひお試しいただけると幸いです。
私も、次回訪問時はいろいろ試してみたいと思います。