僕は漫画家、横山光輝が大好きで、彼の代表作である『鉄人28号』や『伊賀の影丸』は多くの異なる出版バージョンをコレクションしているが、今回小学館クリエイティブから出版されている復刻版『伊賀の影丸』限定BOX 第2巻を購入した。これは昔貸本として出ていたものをかなり忠実にカバーまで再現しているもの。
復刻版なので、当然ながら歴史的価値は無いのだが、これだけキレイに、しかも忠実に復刻しているシリーズとあって、最近ではなかなか出回っている数も少なくなっており、定価よりも高いものが多い。
今回は第2巻を購入したのだが、これは『伊賀の影丸』の中でも“由井正雪の巻”として有名なエピソードを描いた5冊の貸本を復刻したものだ。BOXの装丁はなかなか見事にデザインされており、三日月のデザインなど結構凝った作りである。新しいながらも当時の貸本の雰囲気を上手く再現しているのはさすが小学館クリエイティブである。
カラー扉絵集も入っていて、当時の扉絵を見ているだけでワクワクしてしまう。
以前からこちら第1巻は持っていたのだが、こちらは『若葉城の巻』のエピソード4冊を復刻したものであった。おまけで当時のすごろくなども復刻されて封入されているのが楽しい。
これで1巻と2巻を入手。あとは3巻と4巻も出ているので、これからまたじっくり集めて行きたい。
ちなみに、『伊賀の影丸』は秋田書店が出版している最も一般的に出回っている単行本シリーズの他、結構出版年が古い単行本や全集などを持っており、どれもかなりレアで貴重なものばかりだ。色々な伊賀の影丸を集めるのが結構楽しいものだ。
また、小学館クリエイティブからは、他にも多くの横山光輝作品が重厚感のある限定BOXとして復刻されているので、こちらも新しい全集としてコレクションのし甲斐もある良いシリーズである。