この今井美樹と同じ路線として気に入っているのが、松たか子である(癒し系アーティスト2号)。彼女もデビュー以来、その透明感のある爽やかな歌声が凄く気に入っており、アルバムを通して一貫しているトーンなども今井美樹にも通ずるものを感じている。アルバム「いつか、桜の雨に」、「a piece of life」などは車で良く聴いていた。そして最近、この今井美樹、松たか子に続く”癒し系アーティスト3号”として僕の中で浮上し始めているのが、柴咲コウである。
柴咲コウは女優として1998年にデビューしており、2003年「黄泉がえり」、2004年「世界の中心で、愛をさけぶ」、2006年「県庁の星」、「日本沈没」、2007年「どろろ」と、ここ数年彼女の出る映画はどれもヒットしているし、「GOOD LUCK!」、「オレンジ・デイズ」、「Dr. コトー診療所」等ヒットドラマの数々にも主演しており、役者として絶好調。一方、歌手としても高い評価を得ており、2003年にRUIの名義で出した映画「黄泉がえり」の主題歌、「月のしずく」が100万枚を越える大ヒットで一気にブレイク。そして彼女のサードアルバムである「嬉々」が先日リリースされたばかりだが、これがなかなか素晴らしい出来だ。TBSドラマ「白夜行」の主題歌「影」、同じくTBSドラマ「タイヨウのうた」主題歌「Invitation」を含んだ最新アルバムであるが、前の2枚よりも今回は明るい感じになっていて、特に火曜サスペンス劇場のテーマソングにもなりそうなアルバムタイトル曲「嬉々」、「甘いさきくさ。」、「ひと恋めぐり」、「カレンダー」などの曲は実に爽やかで気持ちのいい曲だ。
余談として、柴咲コウの所属事務所はスターダスト・プロモーションだが、同事務所には駐煬去qや最近僕の最も気に入っている女優、沢尻エリカも所属。最近はドラマや映画と連動した音楽系タレントの育成にも力を入れている。ドラマ「タイヨウのうた」では柴咲コウが主題歌(「Invitation」)を歌っているが、このドラマの主演チームである山田孝之と沢尻エリカも同じくスターダスト・プロモーションの所属であり、役者でも歌手でもあるという意味で柴咲コウに継いで沢尻エリカも「タイヨウのうた」で雨音薫名義で歌った挿入歌「タイヨウのうた」が大ヒットを記録したことはまだ記憶に新しい。
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