蘇える成龍

紛らわしい題名じゃない？　　

　「香港国際警察/NEW POLICE STORY 」
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古いほうの作品と間違わないでね。
NEWがついてるだけの工夫の無い題名
監督がジャッキー・チェンじゃない。

同名の前作品は
坂道を下るバスが急ブレーキをかけて、犯人がフロントガラスを割って飛び出てくる
「ポリス・ストーリー」すごくおもしろかった。
ジャッキーの映画でこれまでの　NO・１だった

彼の華麗なカンフーも命知らずのアクションも（今回もスタントなし　マゾかな・・）　寄せる年波には勝てまい、
ここ何年も思っていたのだけど・・・　


ところがアータ、めちゃめちゃよろしい
若いアイドル俳優さんの使い方で、ジャッキーが渋く映えるという誤算（か、どーか　不確か）


恥かしいのだけどワタシにとっての香港映画は「トニー・レオン」だけだったので
ダニエル・ウーもニコラス・ツェーもじぇんじぇん知らなかった。
ダニエル・ウーは小泉孝太郎って感じで　ニコラスは・・・若い細川茂樹ってとこでどうだろう

今回のパクリ先はたぶん「スピード」と「踊る大走査線」じゃないかと
香港映画がパクリなのは、当たり前で丸わかりだったけれど
今回はそんなこたぁ　どーでもいいんです。

香港の高層ビルをロッククライミングでの懸垂下降（いろんな工夫して）が随処に出てくる
黄色いアヒルが満載のトラック
コンベンションホールの「レゴ　ストア」　前はナイキのシューズショップをめちゃくちゃにした｛ジャスコ｝もあったね
犯人を追いかけなくちゃいけないのに、首のもげたレゴ人形の首を元に戻してやるささやかな小ネタ場面
大事な場面だ
そういうところに製作者の価値観や性格が現れるのだ
「小さなことからコツコツ」から、大きな感動を呼ぶのだ
だから今までの香港映画は、美形俳優とまぐれ当りでしかなかった
「無間地獄　インファナル・アフェア」から新しい香港映画が実り出したのかもしれない


めちゃめちゃに壊される香港の町がすごくきれいになってた
（すいません　行ったことないけど）
ジャッキーのお部屋なんてIT長者のヒルズ族かというお部屋だし
再起したチャーリー・ヤンが作るのはパスタだし・・・・
チャーリー・ヤン　ほんとにかわいいと思っていたのに、女優業を停止している間に
「冴えない　松嶋ななこ」になっていた。

ま　見るしかなです　☆四つ半の栄誉


上映時間 124分
監督 ベニー・チャン
製作総指揮 ジャッキー・チェン 、ウィリー・チャン 、アルバート・ヤン
原作 －
脚本 アラン・ユエン
音楽 トミー・ワイ
出演 ジャッキー・チェン 、ニコラス・ツェー 、ダニエル・ウー 、シャーリーン・チョイ 、チャーリー・ヤン