本日、4月30日(土)🌙おとがたり朗読とヴァイオリン
朗読公演を無事終えることが出来ました。
おとがたり「夜長姫と耳男」坂口安吾 ※初演です
写真でみると静かな感じですが、それとは真逆な作品でした。
…安吾独特の溢れんばかりの "熱を帯びた静寂“ が常に根底に流れ、そこからマグマが噴き出すようでした。
創作活動をされていらっしゃるすべての方、職人さん…には大きく胸に届く(刺さる)作品だと思います。身につまされる、と言った方もいらっしゃいました。
ゴールデンウィークにはいったばかりの日でしたが、ご来場頂きました皆様、心より感謝しております✨作品に耳を傾けて下さり、本当にありがとうございました。
<お客様のアンケートから>
・原作を読みました。これをどうやって演じるのでしょう。想像ができない分楽しみです(観劇前)私も唸り始めています(休憩中)丸くなっていた背中がピンと真っ直ぐにのびてしまいました。朗読でこんなにすさまじい世界観が描けるとは!(終演後)
・ヴァイオリン の弾き方が斬新で、物語の不穏な感じが引き立っていました。奈津子さんの表現力も素晴らしく目が離せませんでした。姫は可憐な語りなのに怖すぎ!!独特な世界観で想像をかきたてられました。ありがとうございました。
・こういう作品があったとは!安吾の凄まじい深さ(!?)に驚嘆しました。今日来て良かったと思います。
・語りの気迫とヴァイオリン の怪しさに持ってゆかれました‼︎次の公演も楽しみにしております‼︎
・長いお話ではありましたが、朗読の表現力の素晴らしさと、ヴァイオリン の音のアクセントで全くあきず最後まで引き込まれました。姫、耳男の狂気をおそろしくも大変興味深かった。
・とっても楽しかったです!
・すごく素敵な世界観でした!濃厚でヒリヒリする。
・朗読とヴァイオリンの絡みが絶妙な盛り上がりで、終始息もつかせぬテンポでグイグイと最後まで話しに引き込まれていきます。残酷な最後も幻想的な余韻で"坂口安吾"の傑作小説を締め括られました。良き一日でありました。
・今回の作品は読んだことがなく、初めて耳にするストーリーでした。とても魅力的な運動を伴う語りで、不気味なまでの美しさ、耳男のアーティストとしての凄まじい意気込み、妖艶で残酷な少女たちをほのかに想像しながら堪能いたしました。
他、多数の皆さまからお言葉を頂きました。メールでも頂き大変感謝しております。
皆さま、ご感想をありがとうございました!
2022/4/30 ストライプスペース
長浜奈津子より📚
*今年の夏、北海道公演へ行ってきます*
函館市民会館、札幌俊カフェ、室蘭港の文学館、小樽市文学館。
… 室蘭は今年、開港150周年記念の年だそうです。
詳細は5月中頃お知らせ致します😊✨
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演目は演目は坂口安吾人気の傑作・幻想小説「夜長姫と耳男」をお贈り致します。
これは「桜の森の満開の下」と並ぶ代表作です。
兎のように長い耳と、飛び抜けた才能を持つ、飛騨の "仏像彫師” 耳男と、美しく残酷な夜長姫の物語。坂口安吾の世界をお楽しみ下さい。皆様どうぞお越し頂けますよう、心よりお待ちしております。
<公演名>
「夜長姫と耳男」坂口安吾
<出演>
おとがたり
長浜奈津子(朗読)
喜多直毅(ヴァイオリン)
<公演日時>
2022年4月30日(土)
開場14時 / 開演14時半
<公演会場>
六本木ストライプスペース https://striped-house.com
〒106-0032東京都港区六本木5-10-33
Tel:03-3405-8108 Fax:03-3403-6354
(六本木駅 3番出口より徒歩4分)
・MAP・
https://striped-house.com/map1.html
<入場料金>
予約¥3,000 当日¥3,500 (全席自由)
<問合せ・ご予約>
・電話 090-3339-1281(長浜)
・メール nappy_malena@yahoo.co.jp(長浜)
ー 作品紹介 ー
「一心不乱に、オレのイノチを打ちこんだ仕事をやりとげればそれでいいのだ。」
耳男は兎のように長い耳を持つ20歳の青年で、飛騨随一と言われる匠の弟子である。アナマロに導かれ、師匠の代わりに夜長の里の長者のもとへ赴くが、それは名高い三人の匠に腕を競わせ、まだ13歳の夜長姫のために護身仏を彫らせるだった。
「好きな物は咒うか殺すか争うかしなければならないのよ。お前のミロクがダメなのもそのせいだし、お前のバケモノがすばらしいのもそのためなのよ。いつも天井に蛇を吊して、いま私を殺したように立派な仕事をして・・・」
無邪気さと残酷さを併せ持つ長者の娘・夜長姫と耳男を中心に説話風に語られる。
坂口安吾の傑作・幻想小説。
ー 出演者プロフィールー
おとがたり おとがたり | OTOGATARI
女優・長浜奈津子とヴァイオリン奏者・喜多直毅による朗読ユニット。首都圏を中心に意欲的に活動を行なっている。物語の持つファンタジーを声や楽器の音を通して空間にありありと描き出すために、即興的に互いの間・抑揚・言葉に反応しながら進行するパフォーマンスは臨場感にあふれ、聴く人はまるで物語の中に居合わせるかのような印象を抱く。来場者はもとより、文学研究者からも高い評価を得ている。
長浜奈津子 朗読
桐朋学園演劇科卒業後、劇団俳優座へ。女優・朗読家。2016年から市川市文学ミュージアム「市川荷風忌」へ三味線語りで出演。ヴァイオリニスト喜多直毅氏との朗読ユニット“おとがたり”では『濹東綺譚』他、永井荷風作品を多数上演。六本木ストライプハウス「朗読空間」では、泉鏡花『高野聖』『外科室』他、坂口安吾『桜の森の満開の下』『夜長姫と耳男』、小川未明『赤い蝋燭と人魚』、小泉八雲怪談、宮澤賢治の詩と童話、他多数。“女優の語り” として物語の登場人物を演じ読めば、声のみで言葉や物語を聞き手に読み渡す。
喜多直毅 ヴァイオリン
国立音楽大学卒業後、英国にて作編曲を、アルゼンチンにてタンゴ奏法を学ぶ。現在は即興演奏やオリジナル楽曲を中心とした演奏活動を行っている。タンゴに即興演奏や現代音楽の要素を取り入れた“喜多直毅クアルテット”の音楽は、そのオリジナリティと精神性において高く評価されている。他に黒田京子、齋藤徹 (故人) との演奏や邦楽・韓国伝統音楽奏者・現代舞踏家との共演も数多い。欧州での演奏も頻繁に行う。我が国に於いて最も先鋭的な活動を行うヴァイオリニストの一人である。
チラシデザイン:yamasin(g)
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おとがたり 朗読とヴァイオリン
最後までお読み頂きましてありがとうございました。