桜はふっくらと咲きこぼれていました。
今日はタンゴピアニストの松永裕平さんと5月コンサートのリハーサルでした。
アルゼンチンタンゴの歌とピアノのコンサートです。
タンゴだけではなく、南米のフォルクローレの歌も。そして一つ一つの曲には、物語があり、またモノローグであったりもします。私はそれを歌いまたは語るのです。街のカフェでふと思い出す失恋の思い出話、場末の夜の街に歌う歌手、花売り少年、詩人:アルフォンシーナという実在した女性への海を背景にしたレクイエム他、16曲ほどになりますが、華やかでリズミックに、叙情的になど様々に描き出してゆく試みをしてゆきました。
目が覚めるようなピアノの音の中で、私はいろいろ浮かぶところを、すぐに歌ってゆきます。
今まで歌ってきた曲も視点がかわり新しい感覚で歌うことができました。
うまく言えませんが、歌いながら脳幹の辺りに次々となにかこう…浮かんでくる感じ。
変ですねいっていることが。でも、ほかにいいようがありません。
歌の詩に描かれている情景や、言葉、そして登場人物の表情や声など、リアルに浮かんできます。
それを語りながら、そして実際に歌中で言葉を喋りながら、ドラマを紡いでゆきました。
本番は5月29日土曜日の14時から。それまでにリハでコンサートを創りあげてゆきます。
以下のブログで詳細をご紹介していますので、宜しければご覧ください。
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2021.5.29(土) 午後のアルゼンチンタンゴ 〜歌とピアノのコンサート〜
https://blog.goo.ne.jp/boedo/e/c0dfdac221f9bbc265e7360ee78d0866