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神戸市北区のプライベート・アロマテラピー&フェイシャルサロン『Bois de rose』

ベルガモットについて

2010-02-09 22:25:53 | アロマテラピー
ご訪問ありがとうございます!


いきなりですが、『私の食べてみたいもの』ランキングを作ったら、必ずランクインするであろう物があります。
それは

『ベルガモット』

です。
有名なベルガモットの精油の原料である、柑橘類のベルガモットの実、です。


ベルガモットはビターオレンジ・クロモジ・ローズウッド・ペパーミントと並んで『いつでも好きな香り』に入ります。
写真でそのお姿を拝見した事はありますが、現物は見た事が無いので、一度見てみたい!触ってみたい!嗅いでみてついでにちょっと齧ってみたい!と思っています。
実際はかなり苦いので食用には向かないみたいですが、まあちょっとくらいなら食べれるのではないかと。(^▽^;)


ベルガモットの精油の香りは柑橘類でもちょっと独特です。
柑橘系の爽やかさもありながら、どこか渋みや華やかさもある、大人の香りという感じでしょうか。

その違いは主成分が他の柑橘類の精油ではd-リモネンが主成分であるのに対し、ベルガモットはI-リナロールとl-酢酸リナリルが主成分であることから来ている様です。
I-リナロールはローズウッドやラベンダー、ネロリにも沢山含まれていますし、I-リナリルは同じくラベンダーやネロリ等に多く含まれているので、香りが独特なのも納得です。(o^-')b


精神的には鎮静と高揚のどちらにも効果があると言われており、また消化器の不調を和らげ、脂肌に効果があり、殺菌作用もあるのでニキビケア等にも効果的と言われます。


ただ成分中にフロクマリン誘導体が含まれており、人によっては肌に付いた後紫外線を浴びると『ベルロック皮膚炎』という炎症を起こし、シミ等色素沈着の可能性もあるので日中はトリートメントには使わないサロンが多いです。
一応、フロクマリン誘導体を除去した精油も販売されていますが、トリートメントに使用する事については賛否両論です。


これは私の勝手な使い方なんですが、メーカーによる精油の善し悪しを確かめる時、結構この『ベルガモット』という精油を指標にしています。
結構メーカー毎に同じ原料の精油でも香りが違うのですが、ベルガモットを嗅いで良い!と思ったメーカーは自分に合う香りの精油が多い気がします。
逆に有名なメーカーでも、ん???という香りだと、他のもイマイチ合わない事が多いです。
しかし同じメーカーでも製造されたロットによって香りが結構違いますから、あまりあてにはならない判断ですね。


あと、有名な紅茶で『アールグレイ』がありますが、市販のアールグレイの殆どは合成のベルガモット香料を使っています。
本物の精油を使っているメーカーも少数ありますが、香りが本当にうっすらとしか着かないし、飛びやすいし、さらにとても高価になってしまうので人工香料を使わざるを得ないそうです。


もしベルガモットの実が手に入ったら、皮を干してドライピールにして紅茶に入れてみたいです。
そしたら本当のベルガモットの香りの紅茶が楽しめそうです。
実は……砂糖漬けにしても苦いかな?



ちなみに『ビターオレンジ』『ネロリ』というと格好良さげですが、『ダイダイ』『ダイダイの花』というととたんに身近な感じが出て来ます。
ポン酢の原料です。

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