群馬県館林市の青龍山茂林寺、分福茶釜の寺として知られるお寺で、応永33年(1426年)、大林正通大和尚によって開山された曹洞宗寺院です
参道には21体もの狸像が、みな表情が違って面白いです
大きい狸像もありました。
山門です
分福茶釜の寺伝は、明治、大正の作家、厳谷小波氏によって御伽噺「文福茶釜」として出版され、茶釜から顔や手足を出して綱渡りする狸の姿が世に知られることになりました。
茶釜はお寺を拝観(有料)すれば見られたようですが見ませんでした
狸の像は、ただの酒飲み?のような感じですが、いろいろな意味があるのですね
◇顔 人を立て、いつも笑顔で愛想よく
◇目 正しい目で物事を見極め周囲に配慮を
◇笠 災いから身を守るため日頃の備えを
◇腹 慌てず、騒がず、そして大胆な決断力
◇尾 事の終わりは私欲を捨て、大きく太くしっかりと
◇通(おかよい) 誠実な心が信用を得、人が通い実力がつく
◇徳利 毎日の食事に感謝し、腹八分目で長寿
◇金袋 身についた金運は大きく広く活用する
これが茂林寺のたぬきの八つの恵みだそうです
館林のたぬきは「他を抜く」という精神で毎日努力し、社会に役立ち、商売が繁盛、家族仲良く、福を分けあう狸といわれるそうです