今回はセリフだけのミステリー風。
あ 「あれ、B子まだ来てないの?」
い 「今電話したけど、でないんだよね。」
う 「うそー?昼間来るってメール来たのになぁ。」
え 「映画のDVD持ってるの、B子なんだよね?」
お 「遅くなるなら私が預かるよって言ったのに~。」
か 「…鍵、掛かってるよ?」
き 「強行突破、ってわけにもいかないし…」
く 「くっそー、こんな事なら今日誘うんじゃなかったなぁ。」
け 「けど、DVDはB子のじゃん。」
こ 「こうなったら、ツタヤいこ。」
さ 「さて、それではお話を伺いたいのですが…」
し 「知ってる事は、さっき全部お話ししました。これ以上聞かれたって何もありませんよ。」
す 「すみませんね。これも私どもの仕事なんですよ。」
せ 「せめて、会社に連絡させてもらえませんか?朝叩き起こされてからずっとお話ししてたので。」
そ 「そうですね。では終わったら声をかけてください。」
た 「たった今死亡推定時刻に関して連絡が入りました。当日18時から20時の間です。」
ち 「近くのコンビニで目撃証言があった時間と被るな…」
つ 「つまり…その時間を除くと…たったの30分…」
て 「手際が良すぎるな。何か見落としがあるはずだ。」
と 「当分、友人二人の動向を監視する予定です。」
な 「何も…心当たりはありませんね。友達は多くなかったみたいだけど、普通の人です。」
に 「洋画のDVDを集めるのが趣味でしたね。結構映画鑑賞会みたいな事してたみたいです。」
ぬ 「盗まれたって言ってたけど、…あ、いやあの時は彼女が友達の家に置き忘れたんだった。」
ね 「妬み?まさかDVDコレクションの為とか?冗談ですよね?w」
の 「飲み友達は、A子さんとC子さん以外は知りませんね。人付き合いは良くないみたいで…」
は 「発見された指紋はいずれも友人二人のものですが、よく出入りしてるんですから当然ですね。」
ひ 「比較的新しい物は…一週間ほど前…か…」
ふ 「二人をもう一度呼びますか?」
へ 「別々に、もう一回話をしてみる必要があるな。」
ほ 「他の部屋の住人はどうします?」
ま 「まさか、そんな事で分かっちゃうなんて…」
み 「見つけたのは偶然ですがね。ラッキーだったと言うべきでしょうか。」
む 「無駄な抵抗とか、やってみたいけど疲れるのでやめときますね。」
め 「面倒な事は避けましょう、お互いね。」
も 「もう一度、あの映画観ておけばよかったな。」
や 「約束が違うじゃないですか!?私大恥かいたんですけど!!?」
ゆ 「許せ、他に手がなかったんだよ。事件が解決したんだから良いじゃないか。」
よ 「よく言いますよ、ホントに。一個貸しですよ。最大級の貸しだわ!」
ら 「楽になるんです、本当に。いやな事全て忘れられるって言うか…」
り 「離婚は、それが原因だったのではなく、それがきっかけだったんです。」
る 「留守中に、ベランダから入ったって言ってました。別にそれくらい何でもない仲だったし…」
れ 「連絡は…えぇ、そうです、私が携帯で…タイミングを計ったんですよ。」
ろ 「論理的だと思ったんですけど、やっぱりだめですね。」
わ 「ワタシ
を ヲ コロシタノ ハ A子サ
ん ン ト C子サン デス。」
なーんちゃってね。
後はご自由に想像してください。
過去のあいうえお作文
その2
その1