サンデーたかひろ

絵描き・ながさわたかひろの制作実況 “from Machida, Tokyo”

美術手帖 4月号

2011年03月20日 | 美術手帖(BT)

 

「美術手帖」4月号が発売されました。

こういう状況でも、そこにあるべきものがあるということに喜びを感じます。

もちろん被災地では、そういうわけにいかないでしょう。

だから今回はココでも紹介させてもらいますね。僕のところだけですけど…

 

今月号の「に・褒められたくて」は、唐十郎さんです。

念願だった『唐十郎に褒められたくて』!

 

役者と観客が地続きに対峙する《紅テント》ゆえ、容易に手が届く人かと言えば、然に非ず。

頭ん中じゃ妄想から何からひっくるめ、とんでもなくでっかい巨人ですもん。なかなか難しいです。

僕なんか普通に会話できない。それは分かってる。でも、好きなんだ。ヤル!

覚悟を決めれば、救いの手が差し伸べられることだってあります。

大学のとき、心理学を教わった立花義遼先生。

「唐の講演があるから聞きに行け。招待券、送る」と!

「ハイ!」って。

先生、それ「決行せよ」ってことですよね?そうですよね?

ワタシ、そう受けとめました。

 

講演内容は「昭和元禄の徒花と呼ばれた紅テント」。。。ズキューン!

会場は有楽町、読売ホール。

辺りを見回すと、あちらこちらに見慣れた唐組役者陣が。うわ、うわ、うわ~

 

この日は、いわゆる〈出待ち〉です。

が、そこに現れし先生!

「オレについてこい」ってね。唐さんに引き合わせてやる、と。

但し「オマエからは話しかけるな」って…

それから2時間ばかりは、ドッキドキの押し黙り。

同席した唐組の稲荷さんや辻さんとはお話しできたんですけどね。

いや、どうだろう?やっぱりずっと黙ってたかな。

だって、主役張ってるお二人だし、こっちからすりゃ、どっちにしてもドキドキっすから。

何だコイツって思われたかもしれません。スミマセンでした…

 

でも、そんなこんなで、後日、稽古場へお邪魔させていただくこととなり、

そして、いろいろあって、ほら!

「唐十郎に褒められたくて」が、、、

 完成しました!

唐さんにお渡しした版画は、あの「腰巻お仙 忘却編」や「唐版 風の又三郎」のポスターで飾られた稽古場内に置いていただけるみたいです。

嬉しい~

先生、オレ、やりましたよ~

唐さん、そして立花先生、ありがとうございました!

 

↑(文、写真等、すべてブログver.です。発売中の「美術手帖 4月号」と読み比べてもらえると嬉しいです。読者プレゼントもありますよ!)

 

 

そして、もうひとつ。

Twitterを始めたら、最近ご無沙汰の我がバンドメンバーがやんわり揃ったので、

なれば、とリーダーのKメイさんにお願いして myspace 立ち上げました。

久々に聞きましたが…なかなかイイっす。聞ける代物だと思う。

どうぞ、笑ってやって下さい。

まだ数曲アップしただけですが、興味あれば是非!

 

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美術手帖 2月号

2011年01月16日 | 美術手帖(BT)
『美術手帖』2月号が発売されます。
「東京ヤクルトスワローズに褒められたくて(後編)」は“プロ野球カード登場”の巻!
これ、来月開催の個展「告白/ヤクルト愛」のテキストにもなります。
是非、読んでからいらして下さい。
より楽しんで見ていただけると思います。

“プロ野球”の絵を見てもらったときの反応で最も多いのが「野球のこと分かんないから…」というものです。
そんなときは、それでお終い。そこから先はありません。
「に・褒められたくて」シリーズでは、よく「もっと有名な人を描いてよ」と言われます。
描いている対象のことを知らないと、そこでお終い。ガラガラガラガラ…
シャッターが下ろされる音が聞こえてきます。
全ては僕の力不足ゆえのこと。それは分かってる。でも、それでもやっぱり抵抗したい。
もう少しだけ我慢して作品に向き合ってくれたら「おっ!」って、きっと分かってもらえるんじゃないか。
確かに僕は野球が好きだけれど、でも作品の本質は別のところにあるんじゃないか?
そう気付いてもらえるような展示にしたいと思っています。

昨年の個展『愛』は、「プロ野球画報」と「に・褒められたくて」の二本立てでした。
それで助かった部分があります。この人は知らなくても、こっちの人は知ってるとか、そういうの。
でもそれじゃ解決しないので、あえて今回はひとつだけ。“ヤクルト”のみ。
限りなく純化した展示です。純愛!
右も左も「野球」。嫌でも、ちょっとは見なきゃいけないでしょ。
渋々一周すると、「あら?なるほどなるほど。分かったよ~」って、そして“ハグ”です。
そんな展示を目指しています。

できるのでしょうか?
自分の首を絞めてるような気がしなくもありませんが、これは乗り越えておかなきゃね。

まずは、『美術手帖 2月号』を手にとって下さい。
どうぞ、宜しくお願いしまっす!


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美術手帖 1月号

2010年12月19日 | 美術手帖(BT)

『美術手帖 1月号』が発売されました。
特集「ヌード」。おぅ…
さて、連載中の「に・褒められたくて」シリーズ。
今回は、
「東京ヤクルトスワローズに褒められたくて」でっす!

今月は、その《前編》。
来月号と前・後編で「ヤクルト愛」を謳いあげます。
で、《前編》でフィーチャーしてるの、誰だと思います?
それはね、やっぱりね、一場です!
「プロ野球画報」と「プロ野球カード」を結ぶライン、一場なくしては語れませんから。
是非、読んでみて下さい!


で、『美術手帖』で取り上げた作品は毎回、刷り増して読者プレゼントしてるのですが、
これの希望者がほとんどいないらしいんです。ノ~!
自腹で用意してるんですけどねぇ~、喜んでもらおうと思って。
でも喜ぶどころか、そんなの欲しくねぇよ!って。
オマエの絵なんぞ欲しかねぇんだよ!って。そっ、そんな~
オレ、悔しいっす!悲しいっす!寂しいっす…

でもね、今月のはちょっと特別ですから。
どうか心ある人に受け取っていただきたい、そう思います。

では、本屋さんで!

 

 

追記)2014-1-8

 

 

 



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美術手帖 11月号

2010年10月17日 | 美術手帖(BT)

明日「美術手帖11月号」が発売されます。
村上隆さんの特集号。総力特集。相当ボリューム感ありますよ。
でね、ひっそりと「に・褒められたくて」も載ってますのでね、お忘れなく。

今月は、以前からココを覗いていただけている方にとっては「ああ、アレね」な、
『KUMAさんに褒められたくて』です。
「何だ、昔のじゃん」なんて言うことなかれ。
篠原さんと僕の手形が入った続編「2nd ステート」です。
先月、KUMA’S FACTORYにお持ちして、ようやく完成致しました。
まぎれもない『新作』です!
(はて?よく分からん、という方は↓こちらをどうぞ)
http://blog.goo.ne.jp/boosawa/c/6d6964635493972f2ec615f6e5db5090

篠原さん、このところ執筆活動などでお忙しいらしく、エッチングは御無沙汰気味のご様子でしたが、
「そろそろ始めようかな、ヘヘヘッ」って。で、「版画ってのは春画だろ?」って。
フムフム、流石っすね。その通り、秘め事です。これ、現在進行中とのこと。楽しみ!
そんなこんなで、今回はちょっと長めの、なんだか涙が出そうなコメントを頂戴しました。

皆さま、ぜひ本屋さんでご確認下さいませ。

 

 

追記)2014-1-1


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市川準に褒められたくて

2010年09月17日 | 美術手帖(BT)

『美術手帖 10月号』が発売になりました。
「に・褒められたくて」vol.003 、今回は先にも触れた映画監督の市川準さんです。
すでに故人となられた方に「褒められたい」というのも奇妙な話ですが…
「市川準に褒められたくて」でっす。

ひょっとした偶然により市川夫人の幸子さんと出会い、市川さんの三回忌によせて催される絵画展のことを知りました。
「仲間展も一緒に開催するんですよ」と聞いて、咄嗟に口をついた 「ボクも…」
だから、仲間展だって言ってるのに!

でも、市川さんの作品(絵画でも映画でも)の脇に市川さんを描いた作品、なんて
こんな素敵なこと、そうそうないもん。しっかり気持ちを込めました。

幸子さんにお渡ししたときにコメントをお願いすると、
「じゃ、市川さんの万年筆で書きますね」って。ウワァ~(泣)
グスグス…こういうことがね…グスグス、ウレシ~の。
ありがとうございますっ!

詳しくは、本屋さんでご確認を。

 

 

追記)2014-1-1

 

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