なにやらCANON最後の銀塩一眼、EOS-1Vのカタログ風な見出し写真ですけども。
こうして1DX Mark2が出た今、先々代となったMark4が私の元にやって来ました。
あの、下町工場系サウンドのメカメカしいガチャガチャシャッター音の再び聞く事が出来る(?)のです。
日高本線の塩害でボロボロになったキハ130と、その何十年前に誕生したキハ40の交代劇に似ていますね。
実を言うと、その更に先代の1D3、そのまた更に先代の1D2Nをも使っていた身としては、
2Nから3、3から4へのAFの進化(というか修復?)も気になっていたのでちょうどいい機会。
で、最初にやった事はウチの中古機材購入時の儀式の一つ、殺菌・消毒です(笑
トイレで用足し後に手を洗わずに触った客もいないとも限りませんのでソウイワレテミレバ!
だってばっちぃのヤじゃないですか?
ペンタ部をサっとひと撫でしたらこんなに真っ黒けっけ
一体何の汚れ?まさか塗装が溶けたわけでは・・・・とも思いましたが、
その後拭き取ったら黒くならなかったので一応大丈夫みたいです。
電池は「N」無しの単なるLP-E4ですが発売が2009年であるにも関わらず劣化無し。
ボディーの程度が並である事は問題ではなく、むしろバッテリー状態が良好なのが気に入りました。
クルマで言う赤タン状態での充電を守ったのにキャリブレーションアラートが出た3年目の1DXより程度が良い。
マイメニュータブの登録項目は当然ながら1DXに準じた構成としました。
カスタムファンクションに埋もれた項目もあるので、それをこっちに登録するのも手かもしれません。
その辺りのユーザビリティ―や利便性に関しては1DXとは隔世の感がありますので。
で、屋内では一見何の問題も無さそうなモニターですけども晴天の屋外ではこの有様。
そもそも今回7D2に見切りを付けた理由がピントなのに、それを確認しようとしたら見えないという・・・・
パッと見ではダメでもよーく目を凝らせば分かる程度でも最終的にピントが来てればOKなんですけどね。
んで、そのピントなんですけど、これ以上は無理とも思えるほどの百発百中ぶりでした。
マスターレンズがズームレンズである事とエクステンダー装着で幾分低下した解像度を踏まえると
これは本当に今更ながら、本当に本当に今更ながらの驚異的な性能である事は否めません。
フォーマットがAPS-Hなのでイメージサークルが7D2より広がって望遠度が落ちますし、
と言う事はカメラが感じる見かけ上の速度も7D2より速くなり条件も酷な物の筈なのに・・・・これが実態です。
で、測距点は45点選択可能としつつ任意選択で1点を選ぶ方法で細かいセッティングはこんな感じ。
連続性を優先した上で領域を周囲で拡大させた内容に設定しました。
それを踏まえるとE259系撮影時は多分こんな感じでセンサーが働いたのかなぁと。
連続性優先の設定なら赤い選択測距点に対して少なくとも緑か紫のセンサーが補ってる物と思われます。
因みにC.Fn-3のAF領域拡大で項目3の「45点全領域を利用」は例えるなら45点ラージゾーンAFみたいな物です。
いやいやいや、フルサイズはフルサイズで、1DXは1DXで素晴らしいんですけども。
やっぱりAPS-Cだとあまりボケないし、でも望遠度はフルサイズより少し稼ぎたいという相反する欲求ですね。
kiss-x7iは温存しているので、これでフルサイズ、APS-C、APS-Hと、3種のフォーマットが揃いました
と言うか、こんなに機材を売ったり買ったり取っ替えひっかえ、、、
お前は一体どうしたいんだ?
と自分でも思いますです、ハイ。
というか、色んな機材を使いたいっていうのはありますやね。
写真云々以前の問題でカメラ自体に含まれる趣味的要素は物凄く高いから。
道具という本来の用途で言えばフルサイズじゃ短いし1.6倍じゃ長い状況もあります。
そもそも1DXが出なければ1D3の後継として普通にこれを買っていたのも確かなわけで、
それを考えると個人的には今更でも所有して然るべき機材なんじゃないかと。
キヤノン新宿の姉ちゃんがわざわざ紙に走り書きしてくれたんでお見せします。
私の1D4は総ショット数138,100回で、曰く300,000回リミットなので中々良い数字だとのこと。
そこで気になるシャッターユニット交換てどれくらい金掛かるのって話ですけども。
部品代・工賃込み込みで72,000円くらい
だそうです。
んでもって軍艦部の上カバーが同じく込み込み21,000円、
右手グリップ部分のみのラバー貼り換えが込み込みで2,000円くらい。
月一万円貯金すればおよそ七か月でシャッターユニットのOH代はねん出可能になりますし、
いい機材なので本気でレストア用ちょこまか貯金を考えてみたいと思います。