上野幌で撮ったスチルが一枚も無いのに何故上野幌駅ホームの写真があるか。
それはずばり、上野幌で撮った5010Dが人目に晒せないほどの駄作だったから・・・・
まぁ遠征していれば、ニッチもサッチも行かない撮影地だって出てきますよ。
上野幌で降りて撮影地に向かう時はあっても駅撮りの機会はもう今後無いでしょう。
そんなわけで、実は当日の下りサロベツが非常に美味しい獲物だった事も知らずに見切りを付けて、
これでもかこれでもかと北広島へ向かったのには私なりに拘り続けた青写真がありまして。
その青写真とは雪煙を「適度に」巻いて走るキハ183の「北斗」ですが、
この辺りの紆余曲折は後日のエントリ予定の文中で触れたいと思います。
で、タクシーを使って撮影地に訪問するとごらんのような展開になっておりました。
撮影地とは言っても獣道の除雪した時に使う雪捨て場として使う場所ですから、足場が悪くて当然。
しかしワタクシ個人的には積雪と除雪で捨てた雪の相乗効果で高さを稼げるので冬場は好都合なのです。
しかし、見るからにフルサイズで600mm級が必要という飛び道具主体の場所なので、
苫小牧方面行のお昼頃の列車以外は応用技が利かせにくい撮影地でもあります。
それでもトワイライトエクスプレスが運転時はトリミング前提で結構賑わった場所なんですが、
快速エアポートと北斗、スーパーとかち・おおぞらと数本の貨物列車以外は無い今は閑散としています。
5012Dと必ずセットで撮る050列車も、今回は下りの快速エアポートの雪煙にやられてスチル撮影はNGでした。
しかし運良く動画はコンデジですが回していたので怪我の功名とやらで画には動きが出てくれ結果オーライ。
晴れるとカーブのアウト側には陽が当たらず、通過時に旨く曇ったのでヒンヤリ感が増大しました。
通過後にバチバチ言ってるのは粉雪がコンパクトデジカメに当たる音です。
ダイヤ改正からスーパー北斗に充当予定のキハ261の試運転がチンタラポンタラ走って来ました
ブスは三日で何とやら・・・・と言いますが、この口裂け女塗装も今では慣れたのかそれほど違和感が無くなりました。
しかしカッコ良くはないのでフルカラーLED式のマークを活かし、日没頃に撮ればこの車両もヒーローになれるかも?
このバキュームカーは一体何なのか?
晴れたり曇ったりを繰り返していると正確な明るさが分からなくなり、体内露出計も狂い始めてきます。
そこでブルー系統の被写体を試し撮りする事でRGBの参考にしようと思ったわけですが、臭くてすんません
ていうか!
この時代にバキュームカー・・・・?
私も余所者なので勉強します。
今回の遠征は上手く晴れてイン側に陽が当たってくれた、この5014Dで締めくくりとしました。
まぁヘッドライトがHID灯ロービームの照射だけでいかんせん迫力に欠ける気がしなくもないですが、
この区間で撮った冬期の編成写真としては過去の中で一番綺麗に撮れた写真になってくれました。
撤収時に撮った撮影地全景はこんな感じで2015年2月訪問時と比べるといかにドカ雪かが分かります。
中央やや右にポコっと出ている凸部分が下写真ではっきり見えている境界標になるんでしょうか。
ロープ際が凹んでいるので数日前に誰かが訪問した後だったのか、それにしても積もりました。
今回は乾燥雪の為、かんじき無しではあまり奥まで入って行けず境界標の手前でやめておきましたが、
三脚も面圧を弱くする何かを履かせないとレンズの重さ如何ではズボっとはまる可能性もあります。
さっ、獣道を歩いて帰る事にしましょうか。
これだけの圧雪路なら歩き易く、気温もマイナス7℃と割と「温暖」なので運ちゃんには悪いですがタクシーは却下。
帰りは直電か指名してくださいよ~とか言われましたが、以前私を乗せた事あるって言ってたので止めました
歩道は除雪後に寄せられた後にも積雪が多かったので私の背丈185CMを少し超えていました。
歩道の地面にもタイヤパターンが残っているので除雪車が入ったみたいでしっかりしてますね。
ミルフィーユというかバームクーヘン状になっているのがよくわかりますが、
壁の内側に入ってしまうと車の音も聞こえ難いので、居眠り運転で突っ込まれる可能性もありますね。
北広島は快速停車駅なので、そのまま乗って新千歳空港を目指します。
サッポロビール庭園を通過中ですがもう少し陽が伸びないと午後の下り列車は撮れそうにないですね。
完全な曇り空だったら狙って狙えない事はないでしょうけど、ベストシーズンは初夏以降です。
新千歳空港に着きました。
このエスカレーターを上がればトンネルにも染み込んだ冷たい外気ともお別れ。
家に着くまでが遠足と昔よく言われた通り、帰宅にはちょと早いですがとりあえずお疲れ様。