下の画像は先日売っ払ったEF24-70mmF4L IS USMで撮った上の画像を等倍で切り出した物です。
そもそも車両に対してこれだけの遠景なので、描写もへったくれもありゃしないんですけどね。
このジャリジャリ感というか砂っぽさは高感度ノイズにも見えますが感度はISO100、
他のレンズではこんな描写は散見できないのでこりゃレンズの基本的な解像度かなと。
全体的に砂っぽい描写で、特に右上の樹木がシャープネスゼロの割には変に不鮮明です。
2段絞っただけで回折現象が出るなんて聞いた事もないし、Lレンズでこんなに簡単に現れたらヤですが、
このレンズが発売された時のサンプル画像がマクロモード域以外の通常撮影で全然解像していない画像だったので
そもそもの話、これがこのレンズの基本的な性能なのかと思って売却に至ったわけです。
写りが良ければPCの壁紙にと思いましたがその程度の大きさでも砂っぽかったんですよね。
で、これがCANON的には世代遅れの域になる2005年発売のEF24-105mmF4L IS USM。
どうですかねぇ・・・・
機関車の側面ナンバーとパンタグラフは24-70より解像してるように見えますが
もちろん絞りは同じF8で、焦点距離は感覚で構図を作った為若干差異が生じて35mmです。
通過時、マリーナを手前に入れたらボートが上流に向かったので一枚のみ別画像の切り出しですが、
ボートを係留する水色のポールに書いてある数字は明らかに24-105がシャープな描写です。
両レンズ共にピントは機関車の先頭部付近のガーターに置きピンで合わせていますが、
機関車の背後に立つ架線柱もやっぱり24-105はホンの少し解像してるように見えます。
まぁ・・・・それにしてもあくまでも「見える」っていう表現なので実際はどうなんでしょう。
でも一本目の24-105はもっと酷かったので、これがアタリハズレって奴なんでしょうか。
因みにこれがEF24-70mmF4Lの前に使っていた一本目のEF24-105mmF4Lで焦点距離は67mm、ボディーは7D2です。
全体像ではこれだけ縮小しているので粗も目立たず、良いレンズだね~のひと言で終わるんですけど、
このレンズのクセでピントが合ってない所のボケ方がLレンズとは思えないほど汚いという意見があります。
ホーン部(パンタの舟体先端)とキモの一つであるナンバー、スノープロウなどそこそこ解像出来てますが、
右下の雑草や水色のフェンスのエッジなど、ン~だよコレぇ~(;´∀`)みたいな感じの描写に感じます。
ボケの少なさ、体裁良く言えばパンフォーカス気味な点はAPS-Cの専売特許みたいな物と個人的には考えますが、
この雑草が構図の中に入る位置というのはカメラから機関車前面への距離と大して変わらず、
しかもAPS-Cである事を踏まえた場合、フルサイズ用レンズでは然程周辺部に含まれない筈です。
テレ端で絞り開放、ボディーは1DXですが、適当サンプルなので缶との平行性はあまり無いです(笑
各々の切り出し位置に番号を振ってあるので以下の等倍画像と比較してみてください。
絞りF5.6です
くれぐれも予めお断りしておきたいのは、全て手持ち撮影でかなりいい加減なテストである事です。
ピントは真ん中の缶の「珈」辺りに合わせましたが、左右の缶はカメラに対して平行が保たれてないので
殆どフォーカスエイドで撮影した事も加えて中心部以外はコサイン誤差が出まくってる筈です。
本格的(シチサン写真)な写真はまだ撮ってないのでどう描写するか分かりませんが
今回の二本目はそんなに悪く無さそうな印象に受け取れます。