何故、ウインナホルンを購入したのか説明をしようと思います。
30年くらい前に買ったアレキサンダー103Mは、非常に完成度の高い楽器で十分満足しているのですが、
もう少し軽く優しい音色の楽器がほしいと思っていました。
でも、単なるFやB♭管のシングルホルンではつまらないですよね。
調べていくうちにウインナホルンに興味を抱くようになりました。
試奏したのは、古楽器を忠実に複製したようなユングヴェルト(歴史があり普及率も高い)、
それと、クーリア(ヘルドマン氏(クルスペ社)監修で、2012年にウインナホルンを開発)、
この2社のウインナホルンを吹いてみました。
ユングヴェルトは、ナチュラルホルンのようなシンプルで素直な明るい音です。
自然に楽に音がでます。文句なしですね。
でも…音色の変化がつけにくく抵抗感がなくすっと音が出てしまう。
これに対してクーリアは、ヴェールがかかったような、そして適度の抵抗感があり、
モダンホルンに近い音色です。吹き込むと表情豊かな音がでると直感しました。
しかも、ウインナホルンはFホルンが基本ですが、B♭管が替え管で標準装備されています。
新しいウインナホルンの可能性を求めるなら冒険してもクーリアでしょう。
迷わず、クーリアを選択しました。
依頼してから…試し吹きまで3ヶ月以上待たされましたが、
楽器屋さん(店長)の話では…
クーリアのウインナホルンは一人(クルスペのマイスター)で製作しているので時間がかかってしまうとのこと。
そのマイスターとはドイツ生まれの日本人(境野氏)で、まだ、30代の若さとききます。
ヘルドマン氏からはクルスペの後継と期待されているようです。
こう考えると、将来有望視されている境野氏の作品(ウインナホルン)を入手したわけで…、
とても幸運でした。
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