ティアルの旅 「大航海時代Ⅳ ~PORTO ESTADO~」より

・街づくりイベントに挑戦!
・交易の秘訣(?)もおりまぜながら、航海日誌風に日時の記載にも努める。

第30章 せっせと稼いで独占契約

2010年02月06日 | 日記
6月1日 マダガスカル :ピメント(310→850)・さんご(726→1962)
  4日 モザンピーク :木材(666→1336)・ガラス(1045→3049)
  6日 マダガスカル :ガラス(1045→3557)
 14日 モンバサ   :毛皮(864→1750)・タマリンド(999→1717)
 23日 モガティシオ :75%軍事投資
7月9日 モザンピーク :乳香(1285→2024)
 11日 マダガスカル :コーヒー(860→2264)
 14日 モザンピーク :タマリンド(989→1717)
 17日 マダガスカル :ガラス (1087→3018) 

  「なんか、俺たちって、交戦は軍事投資した各都市にまかせて交易に励んでないか?」
  「しかたありませんよ、リョケ。
  ナオを2隻も抱えていたのでは、砲撃戦はできませんし、資金力に差がありすぎるエスピノサとの投資合戦は避けたいですから、上陸直後に一気に独占契約に持ち込めるだけの資金を蓄えてから、新たな都市の攻略を行いたいのです。」珍しく髪を束ねたジェナスが言う。
  「それに、船も人も消耗させたくありませんね」とマヌエル。
  「私は、かなづちより重たいものは持ちたくありません」なにかと疲れやすいチェザーレが言う。

            画像 :モザンピーク国章
  http://www.embamoc.jp/ モザンピーク共和国大使館 より 
  ↑フォトギャラリーもついて、すっごく楽しいサイトです! 

第31章 アフリカの覇者

2010年02月06日 | 日記
8月18日 ソファラ 商業投資でシェア98% ガラス:(1087→3049)・毛皮(564→924)
 入港前に1戦交える。船員補充に行った酒場でシルバーサレットの話を聞く。

 出港直後にジウベルトと一騎打ちをする。奪った積荷は、鉄鉱石(¥1872)・皮革(¥1732)で売る。

8月28日 ソファラ 独占契約
9月1日  現在の残高¥123914。久しぶりに残金が10万を超えた。街の人から買い物に助力を求められる。

9月12日 ケープタウン 99%軍事投資: コーヒー(732→2124)・乳香(2300で売れる)
 酒場で石版を買う

9月27日 ソファラ : 皮革(627→1051)、遺跡訪問をすすめられ、なぞの石版を発見
10月12日 ソファラ (沖で1戦を交え再入港)

10月17日 マダガスカル 再投資してエスピノサの砲撃によって奪われていたシェアをとりもどす。:コーヒー(746→2375)

11月1日 モガティシオ シェア99% :木材(636→1390)
11月13日 モザンピーク :乳香(1298→2175)
 エスピノサ艦隊は、のらりくらりと逃げ回りしっぽをつかませねぇ。そこで、酒場の謀略で、モガティシオにおびき寄せ、迎撃することにした。
 エスピノサの情報が入るまでの間に、アフリカの覇者の証「エレクトラムスフィンクス」を発見。

11月28日 マダガスカル :ガラス(1045→3000)
12月20日 海戦にてエスピノサ商会を解散させる。
12月21日 モガティシオ 独占契約 :タマリンド(970→1860)

「6年目にして、はじめて、覇者の証をひとつみつけたね」エミリオがタマリンドをかじりながら言う。
「わしが、責任をもって保管しようぞ」博士が名乗りをあげると
「だめ、宝物の保管は僕の仕事」サムウェルがすかさずさえぎる。
「それにしても、このコーヒーの香りたまりませんねぇ」マヌエルが目を細めてカップに口をつける。
「奴隷商人をかたづけ、アフリカ東海岸を手に入れる、一挙両得の作戦でしたね」ジュナスは乳香の品定めをしながらつぶやく。
「もっとも、艦長は、金があっても、地方艦隊長を任せられるだけの人材がいない、とぼやいているみたいだけどな。」アルが珍しそうに、ガラスの器を眺めながら言う。
「頭脳派・武闘派・技術屋・のんきやと見事に特化してるモンなー、俺たち」
「ジャム、あなたが、それを言いますか!」あきれた口調でチェザーレが参加してきた。

    画像 :タマリンド (ウィギペディアより)

第32章 七年目:シェールを探して

2010年02月06日 | 日記
1月1日 モザンピーク :乳香(1362→2288)・銅(1460→2444)
      キャラックを3隻建造、2隻のナオとキャラック1隻を将来に備え、ドックに預ける。

1月23日 ソファラ :ガラス(1108→2723)
      購入したキャラックを、ドックに預ける

2月2日 ケープタウン :コーヒー(739→2723)

2月14日 ルアンダ :皮革(974→1633)
  19日 サントメ 琥珀(989→2227)・白金(4045→6565)
  25日 サンジョルジェ :砂糖(616→1534)・毛皮(800→1969)
      キャラックを購入しドックに預ける
      ギルドで、エスピノサを倒したお祝いに刀をもらう。
3月:シエラレオネ~ラスパルマ
4月:セビリア~シラクサ
 途中、シェールのうわさを聞きに寄ったアルジェで、ハイレディンの出撃式を見た。

5月6日 アレキサンドリア
 ギルドで「アレキサンダー遠征記」(1,2万)と石臼(1000)を買う。
 遺跡で、シェールと会い、模様入りの布を手に入れる。

「さてと、これからどうする?ティアル」
「そうねぇ、サン・マロの様子を見てから、インド洋に向かいましょうか?」

       画像 :モンバサ島のあるケニアの国旗
 http://www.kenyarep-jp.com/kenya/geography_j.html ケニア共和国  より
 ↑動画ありフォトギャラリーあり、なによりも、国旗にこめられた誇りがひしひしと伝わってくる解説でした。 

第33章 地中海お買い物ツァーおよび北海表敬訪問

2010年02月06日 | 日記
・イスタンブール:ホラティウスの詩集(1500)・「古代闘技場の地図」
・アテネ :「サッフォーの詩集」(5000)
・ジェノバ:コロッセウム発見。酒場でオスマントルコとハイレディンのうわさを聞く。
     「ダヴィンチの人体解剖図」(2万)

「結局、7月までは地中海、8月にサン・マロをのぞきに行っても特にこれといったことがなく、10月から、地中海で最近出来たらしい空きシェアを埋めて回って、今年はセウタで年越しか」
「まぁ、そうぼやくなって、リョケ」フェルナンドがなぐさめる。
「この1年主計長としてがんばってくれたカルロに来年はアフリカ航路をまかせられようになったのが、今年の収穫よ!」
「ティアルはん、わいのことも収穫とゆうてくれはりませんか」
「博士のお守り役、ご苦労様でした」マヌエルが、水を差し出す。
「まったく、酒だめ、豚肉だめだもんなー、おまえ」ジャムがシェールの背中を親しげにたたいた。

      画像 :アルジェリアの国土と国旗

第34章 一風満帆(=順風満帆)

2010年02月06日 | 日記
1月6日 ラスパルマス :皮革(1291→3030)、ワイン(550→1444)
17日 ヴェルデ   :魚(217→1180)オリーブ油(373→1234)
 追い風に乗った航海だったので、ヴェルデに来る途中の とある岬でシルバーサレットを発掘(?)してきた。
 末広がりといわれる8年目のこれからも順調でありますように。   (ティアル記)
 年はじめの現金残高は¥508029-。

1月29日 シエラレオネ :綿花(396→956)ワイン(550→1430)
  31日 サンジョルジェ:皮革(650→1232)塩(509→1212)
   ドックに預けてあったキャラック1艘と、私たちがこれまで使っていたキャラック2艘・ナオ2艘をカルロに預け、アフリカ艦隊を発足。
   私の率いる第一艦隊は、ソファラとモザンピークに預けてあるキャッラックを引き出すまでは規模を縮小することにする。

2月7日 サントメ   :綿花(292→1045)
 15日 ルアンダ    :象牙(1500→2450)
3月7日 ケープタウン :こはく(980→2400)
 16日 ソファラ    :皮革(1151→2360)
   キャラックを1隻引き出し船員を募集した。このとき、「絵入りの聖書」の話を聞いた。モザンピークに行く途中に見つけて行こう。

4月11日 モザンピーク
   キャラック3隻を引き出し船員補充。今度は「カネムの勇士の盾」の話を聞いた。
4月30日 マダガスカル:コーヒー(860→3320)
5月12日 モガティシオ :タマリンド(970→1968)・毛皮(800→1767)
 
 「さぁ、いよいよ明日からアラビア海よ!」
 「わ~い僕の故郷に近づく。ねぇ、今度は僕に日誌をかかせて!」
 「いいわよ、サムウェル」

        画像 :シエラレオネの国旗と国土
 

第35章 ウッディーンとの出会い

2010年02月06日 | 日記
5月27日 ソコトラ :金(5742→9090) 乳香(1298→2722) :独占契約を結ぶ
 
 港ではきれいなお姉さんたちに囲まれた、チョーかっこいいお兄さんが待ち構えていた。
 ティアルがエスピノサを倒したことも知っていて、うちに来ないかって誘ってくれた。
 もしかして、僕たちって有名人?
  「ばか、有名なのは、ティアル提督だ!」(サムウェルの肩越しにノートを覗き込んでいたフェルナンドが突っ込む)

風に流されてゴア(6/12)経由で、カリカットに着く。(6/15)シナモン(7800)とイヤリング(9000)を買う。

 わ~い、ぼくの父さんと母さんが出会った町だ~!
「お前って、遊牧民の出身って言ってなかったけ?」
「そうだよ、ジャム」
「遊牧民ていうと、砂漠とか、雨の少なそうな草原を旅して回ってるイメージがあるんだけどさ」
「アー、父さんは、象とジャングルが見たくて、船にも乗ったんだって。それで、ぼくも、バスラから船に乗ったんだけど、なぜか、カリブ海に行ってしまったの。ちょっと遠回りしたけど、今日 目的地についてよかったー!」
「・・・」
        画像 :ソコトラ島の竜血樹 (ウィキペディアより)

第36章 バスラにて

2010年02月06日 | 日記
・マスカット(7/5)ホルムズ(7/9)経由で、17日バスラに着く。

・かっこいいお兄さんと同盟を結び由緒ありげな品をもらった。

・コーヒーの木(6700)とじゅうたん(7500)と「ムガル帝国の地図」(1000)を買った。

・港で、すっごく美形のお兄さんが僕たちの仲間になった。やっぱり僕の故郷って美形の産地。だから僕も将来は「いたっ!」

 「航海日誌にいい加減なことを書いてはだめですよ!」珍しくジェナスが怖い顔で拳骨を落とした。
 「そうそう、特に人に関することわな」アンジェロがうなずく。
 「名前からして、イアンはロシア人ってわかるだろうが」とフェルナンド。
 「そりゃー、ロシアからここまでどうやってきたのか知りたい気はするけどな」とジャム。

   画像解説(おまけ)
・世界最高気温:58,8度(1921.7.8.バスラにて)
・本日のバスラの最高気温46度、最低気温30度の予想
  (http://weather.jp.msn.com/local.aspx?wealocations=wc:IZXX0002 MSN天気予報より)

第37章 ナガルプル攻略

2010年02月06日 | 日記
8月2日 マスカット
 19日 ディブ シェア48% :ヤシ油(275→515)
9月17日 ゴア
  ナガルプル艦隊とすれ違いざまに宣戦布告し制圧。
  いくら、ウッディーンと約束したからって、ちょっと乱暴じゃないかなぁ。

9月30日 カリカット :魚肉(256→1068)シェア99% タージマハルを発見
  特別な猫を¥1、5万で買った。これで、ねずみに悩まされずにすむかな。 

10月14日 ゴア :ナツメグ(916→2260) 独占契約
  24日 ディブ:綿織物(574→1254)  独占契約
11月2日 ゴア:砂糖(600→1748)
  7日 カリカット:綿花(629→2034) イアンが遺跡でクリスナーガの話を聞く
  15日 セイロン :ナツメグ(962→1501)ラビスラズリ(2105→2541) 独占契約
 28日 マドラス :バニラ(450→1415) 独占契約
12月7日 マスリパタム :インディゴ(736→1760) 独占契約
  16日 マドラス :ビンロウ(410→1412)
  21日 セイロン :綿花(512→726)

  ナガルプル艦隊はあちこちと逃げ回ってなかなか追いつけない。とうとう、ソコトラを砲撃されてしまった。
  ソコトラから戻ってきた1隊をカリカット沖で捕まえた。

 25日 カリカット :バニラ(425→2457) 独占契約
1月4日 ソコトラ :綿花(498→1210) シェア99%
 17日 ソコトラ 独占契約
 
 沖にひそんでいた、ナガルプルを撃沈し、彼らは解散した。
 
 『お金が好き』という自分の好みに正直なだけのふつうのおじさんをこんな風に沈めちゃってちょっとかわいそうな気がする。
 (そりゃぁ、女性に不人気なのはわかるけどさー)

 「サムウェルはん、世間では、“お金=権力=だれかのじゃま”ってこともあるんでっせ。」 シェールが僕の頭をなでてくれた。
 「“カネ=かくれみの”ってこともな。」 エミリオと二人でなつめ菓子の試食会をしていたアンジェロが片目をつぶって見せた。 


第38章 第3艦隊発足 (9年目上半期:ティアルの覚書)

2010年02月06日 | 日記
 最近、アンジェロがめきめきと頭角を現してきた。そこで、ソコトラからモザンピークに行き、キャラックを新造し、
第3艦隊としてインド洋をまかせることにした。
 といのも、リョケは、そろそろエスカンテから独立するために、マルドナードを倒しにカリブにもどろうと言うし、博士は、証のなぞときにインドの遺跡に行きたいといい、私もアラビア海やベンガル湾岸の都市についてもう少し知りたいと思うからだ。

・1月31日 モザンピーク :(乳香1310→2860) アンジェロは、キャラック5隻を率いて、ベンガル湾岸の交易に赴く。
・4月12日 カリカット   :(魚肉302→1223)  「クシャナの大皿」を手に入れた。
  28日  カルカッタ :(ビンロウ397→1474) 独占契約を結び、ストゥーバを発見した。
5月13日  アヴァ  :(米452→990) 独占契約 
  28日  アチン  :(水晶870→2178) シェア82% 
        サムウェルは、香辛料を使ったレシピの開発に意欲を示したが、東南アジアの航路開拓は後日にまわすことにした。
        交易所の方から『提督の像』の話を聞いた。
        コーヒーの木が欲しいと言われたが、当面、ここで交易をする予定がないので断ると「ケチ」と言われてしまった。
 
 サイキ家から同盟の申し入れがあり、受諾した。

6月10日 セイロン (ナツメグ313→2197)
 ここの、造船場で重カノン砲を装備できるようになっていた。これはもう、カリブに向かう前にしっかり稼いで、全艦に配備しておこう。

6月15日 カリカット (バニラ490→3011、甲冑3630で売る)
 セイロン沖で、アズィーサと名乗る海賊に襲われた。わざわざ名乗って襲ってくる海賊も珍しい。
 そういえば、この海賊はシャムシールとかかわりがあったはず。念のために紅海へ行って探してみよう。

   画像 :バニラ
(http://www.vanillaplantations.com/default_jp.htm 「バニラ農園」より)
 ↑有機栽培によるバニラの直販農場の宣伝サイトですが、バニラ関係の写真が豊富できれいでした。

第39章 インド洋の覇者の証と将来への布石 (9年目下半期~10年目上半期)

2010年02月06日 | 日記
・アズィーサに絡まれながら、『血塗られたシャムシール』と「恍惚のクリスナーガ」『巨大ゾウガメの盾』を発見

・マスジット・イ・シャーとカリカットの遺跡を行ったり来たりしながら、証のなぞを解き、「サルゴンの頭像」も発見した。これには、シェールが大活躍。

・バスラの酒場でアズィーサ一味と遭遇した。私たちの手持ち資金が100万を越えたころ、アズィーサの部下たちは反乱を起こし、イアンやアル・クリスティナ・リョケ・ジャムが彼女を救出した。

・せっせと交易に励んだかいがあって、主艦隊には全門重カノン砲を配備することが出来た。

5月22日 ソコトラ出港  (ナツメグ977→2662)
6月19日 ケープタウン  (エメラルド4059→5980)
7月6日 サンジョルジェ  (ルビー4672→7260)
 29日 マデイラ (金5908→9090、白金4000→9292、ダイヤ4836→9058)

     画像 :ソマリア(モガティシオのある国)のはしか流行地域
http://www.msf.or.jp/news/2009/07/1907.php 遊牧地域ではしかが流行ー移動する人々に治療を届ける方法(2009.7.13)」より
  「国境なき医師団ニュース http://www.msf.or.jp/news/news_press.php?y=all&c=30」から

第40章 マルドナードとの戦い ーサムウェルの悩みー

2010年02月06日 | 日記
8月16日 サン・ファン (ワイン533→2333、サルタナ237→1200)
 マルドナード艦隊を待ち伏せて、宣戦布告、切り伏せる。戦利品のカカオは¥1074で売れた。
  28日 サン・ファンの街と独占契約を結ぶ。

 「ねぇ、リョケ」 甲板で涼んでいると、サムウェルが寄ってきて隣に腰掛けた。
 「なんだ、サムウェル」
 「このごろ、少しティアルが変わったと思わない?」
 「そうか?」
 「うん」
 「そうだな」 サムウェルの髪をくしゃっとかきまぜ、リョケはことばをついだ。
 「海の上で10年も暮らしてれば、いらつくこともあるさ。」
 「だけどさ、このごろ、ティアルって奇襲ばっかりじゃない。なんだか、僕たちが海賊になった気がする。」
 「おまえ、まだ、ナガルプルのこと、ひきづっているのか?」
 「うん」
 ため息をついて、サムウェルの肩を抱き寄せ、リョケが言う。
 「責めるなら、俺を責めろ。ティアルに独立のための王となれ、その為に七つの覇者の証を全てそろえろと言ったのは、俺だからな」
 「でも、命令したのも、宣戦布告するのもティアルだよ」
 「それが、提督になるってことさ。」
 「???」
 「ぼうず、おまえ、26にもなってまだ、甘えてんのか?」
 「なっなんだよ、おまえ!」 いきなり振ってきた頭上の声に振り向くと、フェルナンドがラム酒をラッパ飲みしていた。
 「いいか、ぼうず。ティアルはお前のねぇちゃんで、リョケはおまえの兄ちゃんかも知れねぇ。でもな、ティアルは仮にも艦隊を率いる提督である以上、もっとも効果的かつ迅速・費用最小・被害最小の策をとる責任がある。それが、奇襲攻撃なら、迷うことなくそうする。汚いのなんの言うのは、敵対勢力の言うことだよ!」
 「だけど」
 「だけどもくそもねぇ。いいか、覇者の証を手に入れるために、誰かを倒さなくてはならないのならば、迷うことなく倒す。それが、大将の役目だ。ティアルは、もう、とっくに、インカ人の代表として艦隊を率いる『提督』になることを決めちまったんだ。ウッディーンだって、サイキ家だって、そのつもりで同盟を申し込んできているんだ。優しいおねぇちゃんの顔は、家族の中だけで大切に守っておいてやりゃいいんだよ!」
 「つまり、優しい心を発揮できる場所(家)を用意してあげることが、外で戦う女の人を守る男(家族)の役目ってこと。
 ハイ、フェルナンド、お水。君、そんなにお酒に強くないんだから、やけ酒もほどほどにね。」
 エミリオは、フェルナンドのわきに手を差し入れ、船室に連れて行った。

 「フェルナンドは半分スペイン人だからな。自分のいとこやおやじがマルドナードの配下かもしれないんだ。
 しかし、それでも、俺たちの艦隊がエスカンテと手を切るためにマルドナードと戦わなくちゃいかんから、文句も言わずに力を尽くしている。
 何かをしたい・だれかといっしょにいたいと思えばついてくるのが世のしがらみ。“したい”と“しがらみ”におりあいをつけて生きるのが大人の生き方だと言いたかったんじゃないか、あいつは」
 「だからな、ぼうず。これからもお前がティアルのそばにいるのなら、ティアルがお前の前ではやさしい気持ちにもどれるように、個人としてのあいつを支持してやって欲しい。
 インカの独立のために、ティアルに提督として非情な手を打たせるのがインカ人である俺の役目。
 その点、おまえは、インカ人でもスペイン人でもないからな。ティアルが好きでなくなったんなら、また、遊牧でもなんでも行っちまえ。お前には、艦隊への義理なんてないんだから」
 「わかった。ぼくも、覇者の証を見てみたいから、全部手に入れるまでつきあう。それに、今では、ティアルだけじゃなくてリョケも好きだよ。」 そう言って、サムウェルはリョケに抱きついた。

       画像 :ケツァルコアトル (メキシコの神様)

第41章 はじめの終わり -エスカンテからの独立―

2010年02月06日 | 日記
9月3日 サントドミンゴ (珊瑚897→1372、ラム酒464→1004) 独占契約 
 10日 ジャマイカ (トマト374→712) マルドナードのシェア43%を奪う 
10月13日 『フラミンゴの羽靴』と「紅毛の女海賊の宝剣」を発見後ハバナ入港 (魚肉285→1092、カカオ320→1994)
  港の外で、マルドナードと一戦を交え、解散に追い込む。

入港すればエスカンテにあやをつけられることが予想できたので、そのまま、一気にペルナンプーコに向かう。途中ドミニカで「精霊のドレス」を手に入れた。

12月12日 ペルナンプーコ
 エスカンテの使者はファンだった。この次に会うときは、敵。そんなことを、考えていたら、うっかりと、交易所の親父に、「コーヒーの木」を渡してしまった。

12月24日 ヴェルデ (たばこ794→3300)

 「さぁ、これからは、独立艦隊として、生きるのよ!」
 「新たな旅のはじまりはじまり~」 (エミリオ)
 「上納金の心配がなくなったんだ、これからは、資金運用がしやすくなるぞ!」 (フェルナンド)


第42章 造船場への投資

2010年02月06日 | 日記
1月2日 ラスパルマ (タマリンド1380→2700、綿花408→1150)
 交易をしながら北上、途中、海賊化したマルドナードを討つ。
1月22日 ナント (オリーブ油287→1425、砂糖695→1742、サファイア8999で売れる)
  手持ち資金が¥190万!今までの最高記録!

1月26日 サン・マロ (塩484→1808)
  造船場で、¥30万の投資を誘われ、応じる。
 今まで、さんざん、様子を見に来ても声がかからなかったのに!

 「それはね、きっと、いかにもお金持ちそうに見えるようになったんだよ、僕たち」 チーズをかじりながらエミリオが言う。
 「さいふが重けりゃ心も軽い  イギリスの童謡にもありましてよ」 ちょっと気取ってクリスティナが歌ってみせる。
 「いよっ、踊りだけじゃなく、歌もいいねぇー」 博士とジャムが声援を送った。
 

第43章 北海にて

2010年02月06日 | 日記
1月31日 ブルージュ (ワイン675→1746 鉄鉱石1559→2739)
2月4日 アムステルダム(石炭500→1824 麻522→1336)
 8日 ハンブルク :懐中時計(5000)と「金のディバインダー」(5万)を買う。
   聖マルチン教会発見、海賊討伐隊の出陣式を見る。艦長は悲壮な面持ちであった。

 19日 オスロ  :アルが「王者の像」の話を聞いてきた。
 27日 コペンハーゲン
   出港後、海賊討伐中のゲルハルト艦隊に出会い加勢した。
   「あんな、悲壮な顔をして、出陣して行った人たちを見殺しにはできないわ!」
   「そうだね、ティアル。故郷の街の人たちのために戦っている人を応援しなくちゃ!」
   「ありがとう、サムウェル。さぁ行くわよ!」

3月5日 リューベック シェア29% (毛織物514→1800 チーズ460→1393)
   船員補充の折、ラオコーンソードの話を聞いたので、それを入手してからコペンハーゲンに行くことにした。

 17日 コペンハーゲン 独占契約(鉄鉱石1029→1732 ブランデー584→1237 木材1875で売る)
 30日 ストックホルムに向かう途中、激しい雷に襲われた上、トゥルービン隊まで襲ってきた。

4月7日 ストックホルム 独占契約 (牛肉495→1375)
 ステーヴ教会を発見したあと、神父さんに呼ばれて、再び教会に行った。
 「蒼き樫の盾」が¥1,6万で売られていた。みんなが懐かしがるので買った。
 バラ(1250)やローブ(5000)「環状石柱の遺跡の地図」も買った。
 出港後、海賊ヴェラスと交戦
 
  「提督!俺の勘を申し上げてもいいですか!」
  「なによ、フェルナンド、改まって」
  「教会の謎解きの件ですが、ハンブルクに行って、謎解きを優先するのがいいと思います」
  「なんだい、そのらしくない言い方!」くすくす笑いながらジャムがフェルナンドのわき腹をつつく。
  「フェルナンドの珍しい話し方に免じて、覇者の証探しを優先させることにしましょう」

       画像 ストックホルムのリッダーホルム教会(Riddarholmen)

第44章 ハルシュタットの供物車

2010年02月06日 | 日記
4月24日 コペンハーゲン (刀剣538→1856 絹糸4444・白金11520で売れる)
5月11日 ハンブルク 地図を見比べ、あれやこれやで、「ターレスの紙地図」を手にした。

 28日 リューベック (大砲2448→3663)
 31日 コペンハーゲン (ブランデー584→1250 鉄鉱石1092→1610 小麦388→1076)
6月4日 ストックホルム (牛肉556→1380 ガラス847→1999)
 リガ湾入り口あたりの島で北海の覇者の証を見つけ、トゥルービンと一戦を交えた。

 15日 リガ 99%シェア (刀剣573→1670)
   宿で休養をとった後、出港し、港の外に退避していたトゥルービンを下し解散させた。

 24日 リガ
  トゥルービンがロシア人に再起のための資金を出して欲しいと懇願していた。
  彼を見ていると半年前までのわたし(使い捨てにされる艦隊長)を見ているようで、思わず声をかけてしまった。こうして、彼は私の傘下にはいった。

  ゲルハルト提督が航海士として私たちと行動をともにしたいと言ってくれた。光栄だわ!

 「なぁなぁイアン」 いすに後ろ向きにまたがりジャムが声をかけた。
 「お前も、トゥルービンもどっから船に乗ってきたの?」
 「サンクト・ペテルブルクからです」
 「リガ湾の北隣のフィンランド湾のつきあたりよ」 クリスティナが解説した。
 「ロシアというと北極海に面した北の果ての大地って思う方もいらっしゃるかも知れませんが」
 「そうそう、犬ぞりとか、トナカイとか」ジュナスがうなづく
 「私は、やっぱり黒海艦隊ですね」 と答えるチェザーレに
 「おい、それいつの時代の話だ」 とフェルナンドが突っ込む。
 「サンクト・ペテルブルクはストックホルムの向かい側という見方もできるのですよ。」 と穏やかにイアンがことばを続ける。
 「いくつも国境を越えて雪嵐とともに陸路を延々と続けるよりは、バルト海をわたって、ドイツ・フランス・イギリスへ、 あるいは、アドリア海やエーゲ海へ至る陸路を確保して地中海を自由に往来したい、あるいは、そこから、世界中に旅立ちたい!それがロシア商人の夢なのです」
 「交易路の自由な往来と、住民の支配が重ならなければ素敵な夢なんだけどねぇ」 とサムウェル。