カモメの詠唱

４日前からカモメが一斉に泣きわめく声がする。しかしカモメにしては？マークがつく。何か違和感があるのだ。あたりに反響して、まるで坊さんが、大音量で経を唱和しているかのようであった。暗いから、聞こてくえる方向は判るがカモメは確認できない。今日、それが判明した。ウヲーキングの出発時間が遅れ、夜明けの照明が充分だった。カモメならぬ中国人の嬌声であった。先に遊歩道路の一角を占拠して通行人の邪魔をしていた連中だ。今度は桟橋の一角を占拠して９人が３列縦隊に寝そべって大声を張り上げていた。この桟橋は以前豪華客船を洋上ホテルとレストランに改装した時の付属施設で、今は釣り客に8:00～22:00まで解放しているが、時間外は施錠して立ち入りが禁止されている。そして門扉に各禁止事項が絵入りで掲げられている。それに塀を乗り越えないでくださいと書き加えられてもいる。彼らは、たとえ意味が判らなかったとしても、施錠されていれば立ち入ってはいけないことぐらいは判る筈だ。あまつさえ大声を張り上げている。いつごろかかは判らないが、たぶん、花火をしながら夜っぴて騒いでいたのだろう。とにかく中国人は、国の内外でマナーの欠如を暴露している。