クラムとジジイの泣き笑い

一人暮らしのジジイが、Mシュナを飼う事にになった。小型犬故、寿命は、20年か?私は90歳まで長生きしなければいけない。

老人性乖離 10(荒金均の場合)

2013-04-02 07:44:22 | 日記



翌日、地理に不案内な保子親子は、電車の利用の仕方等を、均に聞き、N市で利夫の居所を捜したが、総て徒労に終わり、疲労困憊の体で団地に戻っていた。そればかりか、利夫と一緒に逃げた女も保子らと、まったく同じ境遇に置かれていたのだ。利夫と言う男は、女の敵だ。許せない。だが、どうすることも出来ない。この上は諦めて生活を立て直す事こそ肝要である。それには、収入を確保して、住まいを見つけねばならない。まずは、職探しだ。均は、提案した。就職できるまで、ウチにいて構わないからと。親子にとって、均の提案を受け入れる他、なんの具体策もなかったし、有りがたく、承諾した。こうして、親子と均の共同生活が、スタートした。春菜も団地近くの中学校に転校し、保子も職安に通い、3人の生活も、やっと落ち着きをみせ始めた。均の勤務は、日勤、夜勤、2日勤務すると、夜勤明けの休みと、次の日は公休日となり、2勤2休体制だった。その上夜勤の日は16時30分に、出勤するので、半日の休みがプラスされる。春菜が登校している間、保子と二人きりの時間は、都合3日もある。事件は均が夜勤を、終え帰宅した明けの日に起きた。均のため保子は、甲斐甲斐しく、着替えや朝食の世話をやいていたが、一段落すると、「あんたには、お世話になりっぱなしで、お礼の仕様もありません。今の私には、これしかありません。自由にしてください。」と衣服を脱ぎ始めたのである。均は、慌てまくって「ボ、ボクは、そんな積もりで、あなた達を連れて来たのではありません。」と懸命に弁解するも、保子の手が、均の股間に触れられると均の意思とは関係なく、男が反応してしまう。疎ましくはあったが、女体に触れた経験の無い均には、日頃の冷静な判断ができなかった。その日、均は一方的に3度果ててしまった。  つづく。

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