クラムとジジイの泣き笑い

一人暮らしのジジイが、Mシュナを飼う事にになった。小型犬故、寿命は、20年か?私は90歳まで長生きしなければいけない。

老人性乖離14(荒金均の場合)

2013-04-08 06:16:32 | 日記
昨日はクラムの具合が悪く、始終傍を離れられなかった。ために食事はオロカ、糞小便も満足にできなかった。14時頃、やっと、発作が治まり、落ち着きを見せたので、溜まっている小便をさせようと、自宅から30mくらい離れた、叢まで行った。写真はそのときのものである。


老人性乖離 14
その年の9月24日、保子は、急に産気づき男の子を産んだ。彼女の話によると産み尽きが早まり、月足らずという事だったが、3㎏と健康に産まれてくれたのは、なによりだった。均の喜びようは、言葉では語り尽くせななかったが、同時に一昨年亡くした、母親に孫を抱かせてやれなっかたのが、残念でならなかった。子供は聖と名付け、もてる愛情の限りを注いだ。均は、聖の誕生直後から自分の種でないことにきづいていた。最初こそ猿のようで判然としなかったが、日が立つうちに端正な顔立ちに変わって来、将来は、“光る源氏”もカクヤと思わすほである。均はそんな疑問は、オクビにもださず、「自分に似ず、母ちゃん似でよかった。」と、喜びを爆発させていた。均には、種違いなどは問題でなかったのである。最初から、自分の子として育てられることに、極上の喜びを感じていた。均は、その喜びを愛情に変え、精一杯、子供たちに注いだのだが、春菜は、均との間に高い壁を築き、入り込む余地をあたえなかった。子は親を見て育つというが、春菜の歪な精神は両親の悪い面ばかり、受け継いだのであろうか。逆に聖は、均の、命を大事にする姿勢をマジカに見て育ったので、湯船に落ちた虫等も、両手でそっと、掬い上げ安全な場所に移してやるような優しい子供に育っていた。そして、成長するにしたがって、同年輩の子供たちより、一回りも二回りも身長が高く、美麗な顔立ちに磨きがかかってきた。

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