究極の選択

石原辞職に対して様々な意見が聞こえてくるが、概して途中で投げ出すのは良くないと言う事のようだ。田中文科大臣の『老醜をさらす』には納得する。
昨夜のＮＨＫ九州特番(特報フロンティア)で年金暮らしの老人は医療費の支払いに押しつぶされている実態に衝撃を覚えた。明日は我が身だ。高額な医療費が払えず治療を中断する老人が続出。月180,000円の年金をもらう人が夫婦二人の治療費が支払えず、究極の手段として離婚を選択した。生活保護を受給した妻は、恐らく病院で余生を全うするのだろう。80代の夫は住み慣れた住居を捨てて老人専用住宅に移住を余儀なくされた。残された家財道具が潰されてゆくのが切なかった。セーフティネットの崩壊が老人は早く死ねといっている。悲しい現実だ。