クラムとジジイの泣き笑い

一人暮らしのジジイが、Mシュナを飼う事にになった。小型犬故、寿命は、20年か?私は90歳まで長生きしなければいけない。

走るゴミ箱が帰ってきた。

2013-03-24 10:12:27 | 日記
2日間消えていた車が、舞い戻っていた。3年間この道路で夜明かししていたのに、どこで何をしてきたのだろう。河岸を変えてみたがヤハリこの地が落ち着くのだろう。シートを倒し、ハゲ頭が眠っていた。車の中は、相変わらず、走るゴミ箱だ。でも無事だったんだ。クラムは“座り込み症候群”を連発する。従って時間の割には歩いていない。今朝の散歩時間1時間の結果は、いきいき歩行時間14分、いきいき歩数865歩である。それでいて、食欲は落ちていない。帰宅すればジャレついてくる。原因は判らない。
老人性解離(仮題)
均はトイレまでの往復で灌漑に耽った。「オレは、なにをしているのだ。何故遠慮しなくちゃいけないんだ!」無性に腹がたつ。やり場のない怒りが腹の底から噴出してくる。きちんと決着をつけよう。均は、娘一家との同居など、露ほども考えていなかった。3年前、孫の顔を見せると言う電話が始まりであった。「思ったより広いのね。」と2人の孫と共に居座ってしまい、その内に亭主の貞夫も転がり込んできた。何でもリストラに会って失業中と言う。それでUターンして再起を図りたいらしい。均は「再就職するなら、首都圏でしょう。大分なんて仕事無いよ。」と口を酸っぱくしていったのだが、「首都圏は競争相手も多く職探しは困難だ。こっちには友人も多くいるし、親戚の伝をも頼って探すほうが楽だ」のご託宣だった。38歳にして、垂れ下がった腹、たるんだ頬、どこを見ても覇気が感じられない。リストラに会うはずだ。取り敢えず職を見つけて、住まいの手筈が付く迄の同居と言う事で、一応、納得させられた。血の繋がりは無いと言えども娘の懇願には弱い。しかしこれが齟齬、誤謬の始まりであった。 つづく。

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