武道空手について

武道空手について様々

武道家の身体

2021-01-27 00:12:23 | 日記
鍛錬!!...鍛える...

鍛えると一言でいってもいろいろな鍛え方があります。

武道家としての身体は...

動くときは弾力のある柔らかい身体...

威力を伝えるときなどは、鋼鉄の身体...

その両方を鍛える稽古があります。


身体の状態は、もっともっと様々ありますが、

一番初歩は、その柔らかい状態と鋼鉄の状態を繰り返して闘う...

特に筋肉の使い方は、アクセル的な使い方ではなく、ブレーキ的な使い方...

受け止める、受動筋力が武道では重要です。



筋肉は、アクセル的には極力使わない方向へ行きます。

動くとき、威力を生むとき、筋肉をアクセル的に使うのでは、限界も早いですし、乳酸がたくさんでて、いわゆる疲れるというやつです。

そういう筋肉は鍛えると肥大化して重たくなるため、動きにも影響が出てしまいます。

さらには、そういう筋肉は加齢により比較的衰えやすいものです。

受動筋力は、乳酸が出にくく、筋肉も大きく太くなりにくい...加齢により衰える速度がアクセル筋よりも比較的遅い...

日本人は、身体も小さく、筋肉がつきにくい体質です。ですから、武道的な身体の使い方は、日本人向きと言えます。

日本人の体質から編み出されたというべきでしょうか...



筋金入りの身体になって、良い動きになって、その良い動きで相手を翻弄し、良い動きで威力を生んで、良い動きで威力を伝える...。

そして、それは、年齢を重ねても衰えにくい...

イイことずくめですが、ただ、それを体得していくのが難しい...

その難しさも、奥深さとして楽しんでいただけましたら...と思います。

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