「しつこく」新×3もろもろ日記

今になって夫が「進撃の巨人」に興味を持ち始めました^^

ラ・マンチャの男(松本幸四郎・松たか子他・5月27日)

2005年05月27日 | 
情熱的なフラメンコギターのメロディが観客を芝居の世界へ誘う。
曲調は変わり、ドラム、ティンパニ、ブラスも入って華やかな幕開けへ。


同じラ・マンチャ出身で投獄された男(松本幸四郎)が、ドン・キホーテの物語を演じ出す。
戦いのシーンは本音を言えば間が抜けた感じでありましたが、
ドン・キホーテだからそれでいいんだよね。
はしごの間にはさまって足を広げる幸四郎さんがユーモラスでした。
ぐにゃぐにゃの剣は伸縮自在だからどういう仕組みか知りたいところ。



お名前を存じ上げなくて申し訳ないが、姪っ子、侍女、神父、
医学博士の役の方々は声も通り三重唱四重唱も聞かせどころ。
叫んでいるわけでなく大声にも聞こえないのに、
美しくほぼ最後尾の席の私にも心地好く伝わる歌声って!どういう声の出し方なんだろう?
サンチョ・パンサの身軽な動き、出番は短いながら
あるある探検隊のパロディを入れて笑いをさらった床屋さんも見逃せない。



松たか子の声は前から好きだったけど高音もよく伸びてました。
今回は悪女役なんで客席も息をのんだと思われるセクシーなシーンも。
気違いと称されるドン・キホーテだけれど、事実は真実を妨げる だったかな?
この言葉が心に残りました。
悪女アルドンサを思うのも彼女の外見に惑わされず、
奥底にある純粋さを見いだせたからだと思う。



上條恒彦の歌唱力は言わずもがな ですが、自分の妻役の女優さんが
キーキー声で退出するシーンで「場面を止める芝居しやがって・・」と
ぐちぐち言うあたり(アドリブ?)
カーテンコールで、松さんをそっと押してお父さんと二人のところを
設けるなど、このお芝居でもよきサブ役じゃないのかなと察しました。



カーテンコールは三回。ブラボー!と叫ぶ方も。
最後の歌が二十人あまりで合唱するので圧巻。
一人で歌って十分通用する人たちが束になってるんですから。
もっと聞きたかったなぁ~。



で、カーテンコールの話に戻りますが、
出演者多いから上の階段から下の階段から皆出てきて
その都度「大変だぁ~」と思いました。
幸四郎さんがたか子さんに握手を求めるシーンがあり
素敵だな~って。親子で共演できるってどんな気分でしょうね?



二回目の時かな?演者の一発芸大会みたいになってて
一人づつ、(三人一緒もありましたが)ステップ踏んだり、
帽子を床に投げつけたり面白かったです。



中に入る時ロビーには若い人も見受けられたのですが
客席についたらマダムパワー!お弁当食べたり、飴ちゃん食べたり
にぎやかで圧倒されました(^_^)




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