「しつこく」新×3もろもろ日記

今になって夫が「進撃の巨人」に興味を持ち始めました^^

映画「板尾創路の脱獄王」「今度は愛妻家」ハシゴしました!

2010年01月16日 | 映画・舞台
今日は久々に映画をハシゴしました。一本目は板尾さん初監督作品
「板尾創路の脱獄王」

いや~すごい!板尾さん、ホンマ初監督なん?ちゅうぐらいの
完成度高しです。(ちらっと拝読した方のレビューによると
山口雄大色強しとのことですが)

板尾さん演じる「鈴木雅之」はことあるごとに刑務所から
脱獄を繰り返す。時には入所して数分で、なんてことも。

最初は、以前元・網走刑務所で(今は見学できる)読んだ、
何度も脱獄を繰り返した末巡り会った看守が彼の人間性を
認めてくれたのを機に模範囚になって出所した男の話なのかな?
と思ったんだけどどうやら違うようで。(着想は得たのかな)

彼がどうして脱獄を繰り返すのか?看守たちにさんざん体罰を
加えられながら・・・敬虔なクリスチャンである看守長(國村隼)は
彼の罪状を確認して疑問に感じる。
それは見てる側の我々も一緒なんだけど。



鈴木はほとんどしゃべんないんですよ。だけど表情や立ち振る舞いで
グイグイ引き付けられて、「コイツ何者なんだ?」って。

そしてそして、ナゾが解けるクライマックスなんだけど
ちょっとほろ苦くて笑える。でもつ~っと涙も出ちゃった。
見事な終焉でありました。

松本(人志)さんの映画に関連してるな~と思うところも
いくつかありました。

國村ファンとしても最後まで國村さん出てくるので満足!(笑)



二本目は「今度は愛妻家」当初は見る予定じゃなかったんだけど
いい評判も耳にしたし、上映館のカードのポイントも
たまってたので見てきました。

笑えて最後に泣ける、という噂で、場内からすすり泣きも聞こえました。
けれども、個人的にはそんなには泣けなかったかな。。

軸になるのは、もちろんトヨエツと薬師丸さんの夫婦の物語
だけど、もうひとつ展開する話がインパクトあって、
サイドストーリーって言えない位の。

最後に近づくにつれ「えっ!そうだったのか」って驚愕(?)
の事実もわかり、それで私は泣けなくなったのかもしれんです。

石橋蓮司のおかま役、迫力ありますよ(笑)

あ~しかし私がヒネクレものかもしれないが、主演お二人の
演技がよかっただけになぁ~というのが残りました。

そんなわけで、今日は「脱獄王」に軍配かな!

電車移動の合間には、ブックオフで買った「トットの欠落帖」
って本を読みましたが、やっぱり黒柳さん面白い!
この方の本は「窓ぎわのトットちゃん」以来ですが
あの小さな女の子はそのままスクスク成長したんだな~って
よ~くわかります。少しだけど「トモエ学園」の話題も出てきて
嬉しいです。しかし驚いたのは黒柳さんが作った俳句。
いくつか掲載されてますが、意外と暗い内容でビックリ。
そう思ってたらご本人も「私、意外と暗いのかも」と
書かれていたので・・あ~やっぱりと。

戦中戦後すぐのエピソードも書かれていて、そんな辛い時代を
乗り越えてきたんだものな~この人の明るさはただモノじゃない。
天下一品だと感じつつ読み終えました。


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5 コメント

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・・・脱獄王 (みのり)
2010-01-16 21:27:20
「板尾創路の脱獄王」って、なんか妙なタイトルだなあと思ってたんですが・・・。
板尾さんご自身が監督だったんですか。
私も映画館のポスターとか見てて、網走刑務所のあの囚人の話?と思ってましたが、そうでもないんですね。
おもしろそうですね。

「今度は愛妻家」は予告を見ましたが、あまり乗り気になれなかったです。
でも・・・サイドストーリーがあるんですね・・・。

黒柳さんってあんなに天真爛漫なのに、俳句が暗いってのは面白い?ですね。
図書館でさがしてみます。
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脱獄王! (なま・けもの)
2010-01-16 21:55:55
私も面白そうだなぁと思っていました。
トヨエツさんの金髪も、気になりますが。
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ありがとうございます (のら)
2010-01-16 22:38:49
☆みのりさん、そうなんですよ。主演で監督なんですよね。そういうのって難しい気もするんですが。。やはり吉本の芸人さんも大勢出てました。オール巨人さんも出てたのはちょっと驚きましたけど私もその実在した人物のことかと予告編では思っていましたが、どうやら違ったみたいです。

グロテスクなところもあるんで、イヤ~という声もさっき、ヤフー映画のレビューを覗いてきたらあるみたいですけども。最後まで見ていくと「あ~そういうことだったのか!」と腑に落ちました。

「今度は愛妻家」そうですねぇ・・・やっぱりきれい事過ぎるかなって思っちゃうんですよね。ま~ちょっとうるっと来そうなところもあったんだけど・・・泣けそうなところで、変な「チャチャ」が入ったような気が私はしたので、興ざめしてしまったんですよね

俳句は、徹子さんの場合どうしても「字余り」になっちゃうんだそうですよ。本に載っていた句ですと、「さんま焼くマニキュアもはげて共稼ぎ」「流星や願うこともなし年老いて」「寒さ沁む空気と呼ばれし男の死」などなど。まだシリアスな内容の句がいくつかありました。意外ですよね・・



☆なま・けものさん、そうですか!!板尾さんは俳優としても活躍してるんでさすがだな~って私は思いましたよ。豊川さんの金髪は最初見たときに驚きました。女好きの軟派っていうキャラクターを表すためでしょうかね?
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観てきました! (たまやん)
2010-01-24 20:12:38
「脱獄王」は、國村さんと共に謎を追求していくというか、
最後まで引っ張っていく役だったのでこの方の
お陰で非常に見やすかったですね。
ラストの一言も最高でした。

スタッフに恵まれたのもありますが、監督デビューは合格ですね!

「愛妻家」はたぶん今週観ます。
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そうですね! (のら)
2010-01-24 21:51:37
板尾さんと國村さんとは、お互い「ちょっと気になる間柄」だったそうなんで、そんなこともうまくこの映画に投影されてるかなって思います。板尾さんが舞台挨拶で娘さんが亡くなったのが「8月16日で・・今日も16日なんですよね」と言ってこの映画が子供のような気持ちという言葉を聴いて思わず涙してしまいました。

最後ね~二人で迷ったでしょう?あれも「いや~逆のほうちゃうの?」と思ってみてたんですが、ホントにそうだった(笑)

「愛妻家」はおおむね好評なので、おそらく私があまのじゃくなんでしょう!
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