前から気になっていた「シネマ歌舞伎」。松竹のホムペでの説明によりますと
「シネマ歌舞伎は、歌舞伎の舞台公演をHD高性能カメラで撮影し
スクリーンで上映するという、松竹が開発した全く新しい映像作品です
(映画ではありません)」 だそうで。
irukaさんも見てこられたという「ふるあめりかに袖はぬらさじ」を見てきました!
この作品の「お園」は文学座公演で杉村春子の当たり役だったそうで、
昭和63年に坂東玉三郎が受け継いだそうです。
原作は有吉佐和子。歌舞伎としては去年12月に初上演。
歌舞伎には興味がありながら、高校の時、学校で見せてもらった
「歌舞伎鑑賞教室」以来だったのですが、本作は文学座の
お芝居だっただけにとっつきやすく、「面白い~~!」の連続。
とにかく笑わせてもらいました。玉三郎さんの声色がコロコロ変わるんで
絶妙ですよ!!幕間(芝居と一緒で途中で15分休憩ありました)に
近くの席のマダムたち(普段から歌舞伎を見慣れているらしい)
「玉三郎が老けて見える」「踊りがないのが残念」
「顔がアップになりすぎて、七之助が男に見える」
(七之助さんは薄幸の花魁役)などといわれていましたが・・
十分、七之助さん、きれいだったけどな~!ああいう色っぽい感じ
はかない雰囲気、若い男性が演じてるんですものね。改めて驚いてしまいました。
そのほかにも中村勘三郎・勘太郎、獅童、福助・橋之助
坂東三津五郎、市川海老蔵など私も知っている役者がたくさん。
海老蔵は出番は少なかったけど、パッと目を引くオーラというのかな?
やっぱり存在感が半端じゃないですね。声もいいですし。
幕末の開港して間もない横浜の遊郭が舞台。
お抱え芸者のお園は古くからの知己で妹のように慣れ親しんだ花魁の「亀遊」
(七之助)が自害し、衝撃を受けるが、彼女の死から二ヶ月あまり、
瓦版に「亀遊は攘夷派の女郎でアメリカ人に身請けされるのが
悔しいと自害した」という根も葉もない記事がのる。
店の評判を落とさぬようにと、遊郭の主人(勘三郎)に言いくるめられ
彼女はやむなく記事の事柄をまことしやかに来た客に語るようになっていく。
「まことしやかぶり」が年月を追うに従って、とんでもないことに
なってきて身振り手振り、小道具も交えて、お園は亀遊の自害の場面を熱演。
ずっと笑わされているのだけど、ラストで、若くして死んでいった亀遊、
商売のために妹同然の亀遊の死因をでっちあげなければいけなかったお園。
郭で生きる女性の悲しさをしみじみと感じるのでした。
有吉佐和子は何年か前に「出雲阿国」を読みまして。また何か
読んでみたい気もするんですが、有吉作品は大抵長いんですよね~
「シネマ歌舞伎は、歌舞伎の舞台公演をHD高性能カメラで撮影し
スクリーンで上映するという、松竹が開発した全く新しい映像作品です
(映画ではありません)」 だそうで。
irukaさんも見てこられたという「ふるあめりかに袖はぬらさじ」を見てきました!
この作品の「お園」は文学座公演で杉村春子の当たり役だったそうで、
昭和63年に坂東玉三郎が受け継いだそうです。
原作は有吉佐和子。歌舞伎としては去年12月に初上演。
歌舞伎には興味がありながら、高校の時、学校で見せてもらった
「歌舞伎鑑賞教室」以来だったのですが、本作は文学座の
お芝居だっただけにとっつきやすく、「面白い~~!」の連続。
とにかく笑わせてもらいました。玉三郎さんの声色がコロコロ変わるんで
絶妙ですよ!!幕間(芝居と一緒で途中で15分休憩ありました)に
近くの席のマダムたち(普段から歌舞伎を見慣れているらしい)
「玉三郎が老けて見える」「踊りがないのが残念」
「顔がアップになりすぎて、七之助が男に見える」
(七之助さんは薄幸の花魁役)などといわれていましたが・・
十分、七之助さん、きれいだったけどな~!ああいう色っぽい感じ
はかない雰囲気、若い男性が演じてるんですものね。改めて驚いてしまいました。
そのほかにも中村勘三郎・勘太郎、獅童、福助・橋之助
坂東三津五郎、市川海老蔵など私も知っている役者がたくさん。
海老蔵は出番は少なかったけど、パッと目を引くオーラというのかな?
やっぱり存在感が半端じゃないですね。声もいいですし。
幕末の開港して間もない横浜の遊郭が舞台。
お抱え芸者のお園は古くからの知己で妹のように慣れ親しんだ花魁の「亀遊」
(七之助)が自害し、衝撃を受けるが、彼女の死から二ヶ月あまり、
瓦版に「亀遊は攘夷派の女郎でアメリカ人に身請けされるのが
悔しいと自害した」という根も葉もない記事がのる。
店の評判を落とさぬようにと、遊郭の主人(勘三郎)に言いくるめられ
彼女はやむなく記事の事柄をまことしやかに来た客に語るようになっていく。
「まことしやかぶり」が年月を追うに従って、とんでもないことに
なってきて身振り手振り、小道具も交えて、お園は亀遊の自害の場面を熱演。
ずっと笑わされているのだけど、ラストで、若くして死んでいった亀遊、
商売のために妹同然の亀遊の死因をでっちあげなければいけなかったお園。
郭で生きる女性の悲しさをしみじみと感じるのでした。
有吉佐和子は何年か前に「出雲阿国」を読みまして。また何か
読んでみたい気もするんですが、有吉作品は大抵長いんですよね~
七之助さん、綺麗だとおもいましたよ。
役者さんたちも勢ぞろいで贅沢でしたよね。
お笑いもあって、その辺も良かったです。
玉三郎さんの演技には圧倒されました!
TBさせて下さいね!
私も高校の時、「歌舞伎鑑賞教室」で初めて生歌舞伎をみてそれっきりです。
私のときは今は亡き13代片岡仁左衛門さん(今の仁左衛門さんの父上ですなあ~)や、お子さんである五代目片岡我當、二代目片岡秀太郎、というすごいメンバーが、鑑賞教室にきてくれてました。
実際演じてくださったのは、赤穂浪士の一場面で、討ち入り前、大石内蔵助が、私はあだ討ちなんかしませんよ~だってこんなに遊んでいるじゃないですか~という場面をしてました。(陳腐な表現ですみません)
赤穂浪士の…と聞いていたので、当初まだ青かった私は、てっきり討ち入りの場面かと思っていたのに、あんで鑑賞教室で、よりにもよってこんな場面見せるんだ~という思い出が残っています。
今思うと、すごい人たちが私たちのために演じてくださってたと思うと、もっとちゃんと見ておくんだったと後悔するのでありました。
高いと思っていましたが、映画館でお安くこういう風に見せてもらえるとありがたいな~と思いました!
七之助さんは、素顔でも涼やかな面立ちの人ですが、やはり女形になるときれいですね~。色っぽい!思わず「支えてあげたくなる」(同性でも)という風情でした。
ほんと面白かったです~ほかの人が笑ってないところでも私は度々吹き出してしまい(笑)いいのかしら?と心配になったり。
玉三郎さんの酸いも甘いも噛み分けたお園は素晴らしかったです♪TBもありがとうございます。
☆reeさん、そうですね~~。より歌舞伎を身近に。歌舞伎の公演がなかなか見られない地域の方のためにも・・といった試みなんでしょうか?
あ~やっぱり同い年だし関西だから(笑)私も鑑賞教室に仁左衛門さんがいらしていたのは覚えています。先代ですよね。人間国宝といわれていたような。「すごい偉い人なんだろな~」と当時の私は漠然と思っていました
いや~しかしよく覚えておられますなぁどうして私はこんな記憶力が悪いのか
内容もreeさんが見られたものと同じだったのかもしれないですが、まったく思い出せません。
鑑賞教室は時間も限られているし、披露できる場面も選択が難しいのかもしれないですね。
大石内蔵助といえばあだ名が「昼行灯」怪しまれないように用心深く振舞っていたんでしょうなぁ・・・
やっぱり、高校生ぐらいの若さだと、歌舞伎の良さ・面白さは理解できないかもしれませんねぇ・・いや理解できる若者もいるかもしれないけれど、ある程度の年になったほうがすんなり入りやすい気がいたします。
ちなみに私の高校では「落語鑑賞教室」ちゅうのもありましたが、これまた内容をほとんど覚えていませんで
ただ桂花枝(かつら・はなし)という女性の噺家さんが来てて、開演前に、皆ガヤガヤして先生が「話やめ!」と注意するのを聞いて、「自分が呼ばれてるのかと思った」とまくらで
言ってはったのを思い出しまする。
確かに歌舞伎ってなかなか見る機会はないから、いい試みかもしれないです。
しかし、すごいたくさんの役者さんたちが集結してる作品なのですね。
それと・・改めて考えると、歌舞伎の世界の方って、ほとんどテレビドラマなどにも進出されてるんだなぁ。。
↑ちょっと若き日の高木ブーさんかな?
うちにウクレレあります。夫がちょっとさわってます・・・。
実際劇場に足を運んでみたい気もしてるんですが、まだそこまではなかなか・・なので、こういう企画はありがたいです!
そうなんですよ~若手の有名どころ集結という感じでして。。最初に配役が流れるのですが
「うわ~~」とびっくりしちゃいました(笑)
そうですね、歌舞伎の方々は大河ですとか時代劇、いろいろ出ておられますもんね。勘三郎さんも若い頃からドラマに出ておられたし、
いつだったかな~?トーク番組も持っていた気がします。
あ、ブーさん、若い頃ですかね~!そうですねギターは高校の音楽の授業で苦労して弾いた覚えがあるんですが、ウクレレだともう少しとっつきやすいイメージがありますでもまだトライしたことはないです。そういえばごんちゃんがお友達の結婚披露宴でウクレレ演奏したって記事が以前ありましたよね~