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釜山で美味しいコーヒー「エスペランス」2

2021-09-13 | 日記

こんにちは、きのこです。

 

当時、エスペランスというカフェを運営していた李さんに、

「エチオピア国民の暮らしが少しでも豊かになるように、コーヒー豆の加工技術をおしえてほしい」という、

エチオピア大使館からの電話があった。

海外とのやり取りは初めてではなかった。ただ、話をいうとビジネスというよりは、「才能寄付」。つまり、

報酬を期待できないものだったが、新しい事業への期待と、真似ではない、本当に納得のいくコーヒーを提供できる冒険でもあることに、李さんは受け入れた。



数日後、ソウルから大使をはじめ、職員がわざわざ釜山に来て、実現に向けて動きだした。

この日、李さんの工場にはエチオピアから届いたロースト前の豆が山積みになっていた。

李さんがエチオピアに訪問し、加工技術を伝授した成果があり、長時間揺られてきたにもかかわず、質のいい状態が保たれている。

時間をかけて、天気や温度、湿気などを考慮しながら、如何に美味しく仕上げるか。

コーヒーは木の種類によっても多少違うが、生産される国によっても味が違う。




普段私たちが口にするのは、ブランドコーヒー。機械化され、収穫や各段階での加工も、ほとんど自動でされるブラジルのコーヒーは安いので、よく使われる。

美味しいコーヒーはそこに苦みや酸っぱみ、深み、香りがあるコーヒーをブレンドし、微妙な違いを出している。

「本当に美味しいコーヒーは冷めても美味しい。」

この日事務所で出してくださったアイスコーヒーは、すっきりとしたコーヒーの香りがいつまでも残るような、まさしくコーヒーの味を味わえた。

如何に美味しい、お客さんを引き付ける味を出すか。

工場には第2、第3の李さんを目指す(?)熱意をもった若いマスターが学びに来る。

事務所は地下鉄の車両で行ったら半分もないけれど、いつでも手際よくコーヒーが入れられるよう、セッティングされている。









「いつでもコーヒーを飲みにきてください」

ひとなつこい、誰の心をも温かく包み込むような李さんの心も、コーヒーを美味しくする秘訣なのかもしれない。

李さんは、新たな試みを今している。家でも本当に美味しくコーヒーを味わえるように開発した

コンパクトな抽出機だ。これには多くの李さんだけのノウハウが集約されている。

李さんのエチオピアへの思い、コーヒーへの熱い思いは果てしない。

エスペランスコーヒーは新世界などデパートでも購入することができるそうです。

小売りもされてるそうですが、詳細は後日^^。

以上きのこがお伝えしました。



チャレンジ精神旺盛の李さん



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