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もと釜山市観光振興課勤務の日本人がお伝えする韓国や釜山の密着情報

コロナ感染予防のための隔離施設勤務

2020-06-29 | 日記

こんにちは、きのこです。

韓国でこのような経験をするとは、貴重な体験なので記事にしてみました。

世界的に猛威を奮っている新型コロナウイルス感染症。

釜山でも新規感染者0が続いていましたが、

ロシアから入国した貨物船で船員の感染が発覚し、

治療および接触者の隔離がされています。

現在は接触者も陰性が確認できたため大事をとって14日間の隔離を義務付けられています。

日曜日、私が行ってきたのは釜山駅近くの隔離施設。といっても新しいホテルなので接客や衛生管理などしっかりしていて、

ホテルステイという気分では無いにしろ、少しでも快適に過ごせるよう努力されているのが見えました。

現在経路のはっきりしない市中感染や小さなクラスター感染が発生していますが、

釜山ではほとんどが海外入国者で管理がされているようです。

今回のお仕事は、釜山市の職員ということで行ってきました。

ほぼ夜間は15時間、昼間は9時間の勤務で、24時間態勢でしっかりと管理。

定期的な新規感染者、隔離解除での退所者、有症状での医療管理と中央政府まで、オンラインで情報共有できていました。

隔離は有料で1日が10万ウォン。家族か知り合いから少しでも退屈感をねぎらおうと差し入れがとどくこともあるようでした。

私達のお仕事は、空港検疫所や釜山駅検疫所、区の保健所から送られてくる文書の総まとめ。

個人の情報も細かくチェックしながら、なにかあった時に行程を確認できるように、文書を作成し、オンラインで共有する。

1日2、3回ある報告書も、所管の警察やホテル側と連携しながら数字が管理されていく。

ー今日の新規感染者は0だった。

釜山という地域がら船員たちも多い。

陽性反応がでた人は釜山医療院で治療がされている。

隔離中に発熱や、持病などで診察や検査が必要なときは、

医療公務員が簡単な薬を処方し、毎日2回の体温チェックなどドア越しで防護服を着ての管理がされている。

が、ホテルも2週間は誰でもきついもの。

部屋から出るなとは言われるものの、タバコを吸ったり、鍵を部屋に置いてドアを締めたり、ホテル食で作られるお弁当の時間の変更を要求するなど、いろいろなハプニング、要求がある。

勤務中のホテル食は意外にも豪華だった。

釜山駅の見える窓際の席に座り、新鮮な野菜と、フルーツ、韓食、洋食、デザート、ピザなど

家族に美味しい食事をつくって上げれないという申し訳ない気持ちを裏に、

しっかり私だけ美味しいものを食べてしまった。

午後は6時まで。

現場経験豊かな責任者がテキパキと指示を出し、

隔離者からの無理な要求も的確に処理。

新規感染者もなく無事に終了。

街はいつものように賑わっていました。

コロナの影響で運転を休止していたシティーツアーバスも運行再開。

普段15000ウォンで乗るシティツアーバスが、今の期間イベントに参加すると5000ウォンで利用できる。





飲食店、観光施設、乗り物も消毒薬が常備され、咳をする人はまったく見当たらない。

マスクをしているのは熱くて大変だけど、皆で協力しないと乗り越えられない。

日本と往来できないのはいろいろな面で辛いけど、頑張ろう!

http://www.citytourbusan.com/m/00main/main.php 詳細はこちらから



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