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もと釜山市観光振興課勤務の日本人がお伝えする韓国や釜山の密着情報

釜山の東莱ウォーキング 温泉川カフェ通り~福泉博物館

2021-04-22 | 釜山のイベント
こんにちは、きのこです。
お天気はやや曇り空でしたが、緑豊かな温泉川沿いにあるカフェ通りをはじめ、普段あんまり行かない東莱区をウォーキングしてきました。
最近流行りのオープントップカフェもあり、平日であるにも関わらずカップルやグループの姿がたくさん見えました。
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よく見ると一般住宅らしき建物の原型を残したまま、それぞれ個性豊かなカフェに変身しているではありませんか。
入ってみたい欲求をこらえながら、今回は歩いてみました。

反対側は温泉川で、現在この地下にトンネルを掘る工事が盛んに行われているとか。ブルーのシートは工事中なのです。
そしてその温泉川沿いはご覧のとおり。20軒ほどはカフェが並んでいそうです。

電柱も!

うん?やっぱり美的感覚がちがいますね~



釜山の温泉川は釜山大学よりももう少し北側、金井山から流れて来ています。
近年は一定の水量を保つため、洛東江からわざわざ水を引いて、魚や野鳥がときどき見られました。
おたまじゃくしもいましたよ~桜はすっかり散ってしまって、菜の花も見頃を過ぎていました。
かわりに緑がとても素敵でした。
温泉川沿いに約1キロ位さかのぼっていくと新しくできた橋が見えてきます。
そこから東莱警察署を経て、東莱市場に向かっていきます。

しばらく歩いて、東莱市場に到着。市場の近くには、以前のファムツアーのお客様をよくご案内した、貞林という韓国料理研究家の方が
運営する薬膳料理のお店を発見しました。相変わらずお庭がきれいですね。



その横には派出所と観光案内所が一つの建物の中で運営されています。
東莱ウォーキングコースを紹介したマップをいただいてきました。

市場の近くには東莱府使東軒がありますが、今日はあいにく。。コロナの影響で中に入ることはできませんでした。
普段は文化解説士さんがいらっしゃるそうです。

東莱市場から福泉博物館に向かいます。釜山にはいろいろな遺物がありますが、
豪族が昔住んでいたと見られ、古墳が発達していました。


周囲は住宅街です。以前はこの山上にもたくさんの住宅があったのでしょう。
博物館の解説士さんのお話では1969年頃、ここの住民がトイレをつくろうと穴を掘り始めたところ、
何やらたくあんの竪穴式古墳が出てきたりと大掛かりな発掘作業が始まったのです。
古墳からたくさんの装身具や生活用品、鎧、器などたくさん出てきたそうです。

ちなみにこの四角い生け垣は古墳があった場所です。





大きなお墓があちこちあり、その遺物を福泉博物館にひとまとめにし、展示をしているのです。

博物館の方が教えてくれました。よく見ると右上にRの文字。
これは貴重なものなので本物は国立博物館などで保管、展示されているそうで、Rの文字は複製品であることを物語っているのだそうです。



こちらの鎧はほんもの~~

これがこの福泉古墳の特徴的な、遺物の一つで、七頭鈴。
儀式のときに使われたそうです。地域によっては鈴は8つであるところもあるそうです。


あ、ねこが。野生のようですね。

この辺りは東莱邑城がありその一部が復元されていました。









温泉川カフェ通りー東莱府東軒ー東莱市場ー福泉博物館ー東莱邑城ーこれから東莱駅に向かいます。



東莱郷校がありました。過去においては釜山の中心地だったので歴史的な建物が見られました。

ここは東莱ハルメパジョンのお店。すぐ横は東莱区役所を新しく建てているのですが、ここはやはり残すんですね。


只今、東莱区役所の辺りをほったところ、いろいろな遺物が発見されているそうで、工事も中断中~

今度みなさんが釜山に来られるときは、また釜山の新しい発見があるかもしれませんね。
 
みなさま、お元気で~!!
 
以上きのこがお伝えしました。


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