三国時代にタイムスリップ 鼎冠博物館
鼎冠(チョングァン)博物館は、全国で初めて誕生した三国時代の生活史専門の博物館で、鼎冠新都市の開発過程で大量の遺跡や遺物が発掘されたことがきっかけで建設されました。鼎冠・佳洞地域からは、三国時代(4〜5世紀)の住居址150カ所、倉庫73カ所、貯蔵穴23基、窯1基、墓18基などが発見され、これらと共に、釜山蔚山高速道路の建設時に発見された機張・清江里/大羅里遺跡、鉄馬・古村里の宅地開発の際に発見された古村里遺跡などから出土した遺物も保管しています。
鼎冠博物館は常設展示室、企画展示室、収蔵庫、子供体験室、文献情報室、屋外展示公園などで構成され、3階の常設展示館は「ソドゥバンの生活」「ソドゥバンの記憶」の二つテーマに分かれています。「ソドゥバン」とは「釜の蓋」という意味の方言で、「ソドゥバンの生活」では昔の住居や食べ物、生活、墓をテーマに遺物を展示し、「ソドゥバンの記憶」は、新都市開発によって消滅した10の村の歴史と、これらの村を故郷にする人々が村の面影を思い出せるように工夫が凝らされています。
三国時代のパレードや読み聞かせ、伝統遊び、住居址体験などを通して子供たちが歴史を学べるようにし、博物館裏の屋外展示公園には、当時の家や垣根、祠、望楼、倉庫などが再現され、三国時代の暮らしぶりを垣間見ることができます。
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