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遅咲き

2012-02-01 23:57:37 | キラキラ モチーフ トートバッグ
「カーネーション」で、糸子の3人の娘達が(今週から大きくなったけど)
小さい頃からかばんやお人形の服を縫ったり、絵を描いたりしていた。
環境なのかな・・・
手の届くところに、布や色鉛筆があるからなのかな・・・
物を作るおかあちゃんの後姿見て育つからなのかな・・・

うちの母も洋裁をやってて、
その頃はみんなそうだったのかもしれないけど、
私と妹の服はみんな母の手作りだった。
母は、とにかく手作りが好きで、ずっと手を動かしてる人だったので、
刺繍なども習い、冬は編み物もやり、と居間に色々広げていて、
うちも、布あり、毛糸あり・・・と材料には事欠かない環境だったかもしれない。

小さい頃は、確かに、お人形の服を縫ったりしたけど、
(私は、タミーちゃんでした(年がばれる(;^_^A ))
やっぱり、むずかしい。
しかも、糸子と違って、うちの母は専業主婦だったので、
頼むと、色々作ってくれて、自分で作るより断然きれいに仕上がる。
なので、自分で作ることはあまりなくなっていった。

私の中でまた手作りしたい気持ちが芽生えたのは中2の頃
友達とクリスマスに手作り品を交換しよーとの計画が持ち上がり、
グループ8人用にフェルトでぬいぐるみを作ったのがきっかけ。
それから、ぬいぐるみ作りにすっかりはまり、
大高輝美の本など買ってきて、片っ端から人形を作ったっけ。
折りしも、家庭科の授業ではワンピースを縫うなんてのがあったんだけど、
小学生の家庭科でミシンの針を折って以来、ミシン恐怖症の私、
こちらは、すっかり母に作ってもらう始末で・・・
手作りが好きなんだか、苦手なんだか、よくわからない状態で。

多分、私が手縫い・・・人形作りを選んだのは、ブッキーだったからだと思う。
母は手先の器用な人で、私と妹に作り方も色々教えてくれたけど、
どうも、私、覚えは悪くないんだけど、同じものが作れない。
つまり、形がいびつだったり曲がってたり、よく言えば味があるってものしかできず、
母と母に似て器用な妹から、「不器用」とずっと言われてて、
かなりコンプレックスがあった。
人形だとまるっきり同じものじゃない方が個性が出る。
結果、この「不器用」さにへこまされ、きかなくても一人でできる手縫いしか
やらなくなっていく。

次に手作りにはまりこんだのは、結婚前
同期とたまたまパッチワークを習いに行くことになったのがきっかけ。
それまでも、本を見て縫ってみたりしていたけど、どうにもつなぎ方がわからない。
こちらも手縫いだし、気持ちよく行ってみたんだけど、
どうも私の廻り、器用な人が多いらしい。
というか、私が致命的にブッキーなのか?
この友達もものすごく器用で、先生にいつも賞賛されてたな・・・
(今は編み物の先生してる)
私はといえば、布合せが変わってたそうな・・・ これ、今につながるんだろうか。

このパッチワークはかなりはまって、
思えば、リーダーのPaohちゃんと知り合ったのも、キルトの雑誌つながりだし、
Cotton Flowerを始めて、フリマに参加するときの商品もパッチワークだったっけ。
いろんな雑多な布を縫いつないだら、印象の異なる1枚の布が出来上がるのが
楽しくて。
但し、やっぱりブッキーは克服できない。
パッチワークはピースを正確に切って正確につないでこそ、美しく仕上がっていくわけで、
ブッキーな私は、そこら中でごまかして縫ってるので、やはり味のあるものが出来上がる。
近所の友達に、教えたりもしたけど、はっきり言って先生の私よりきれいなものが
出来上がる・・・ 乗り越えられない・・・
ちなみに、この頃、フリマ用のかばんとかは、母にミシンお願いして仕上げてもらってた。
なので、作るものが限られてたと思う。
メンバーのいろんな形のミシン作品に、すごーーと感動してた。

その後、ちょっとビーズに浮気し、また手縫いを始めようとした時、
メンバーに「今のミシンは簡単だし、やってみれば?」と言われた。
確かに、いつまでも母にお願いするのもなーと思ってたし、
そーなのか?そーなのか?と飛びついて、つい買ってしまった。
6年ぐらい前かな?それが今に続く・・・
といっても、UEPY、買ってきたミシン1年放置して、
だんなに言われて、ようやく1年後VTR見ながら、なんとか動かしたんだけど(;^_^A

私、ミシンで縫ったら、いろんなものがあっという間にできると思ってた。
ミシンがあったら、イベント前は楽勝だーと思ってた。
現実はそんなこともなく、ミシンで短縮できるのは縫う時間だけで、
製図したり、切ったりの時間は変わらない。
でも、これでがっつり自分の手でいろんなことに挑戦できるのが、
単純にうれしくて。
但し、ブッキー及び機械おんちを克服したわけじゃないので、
ちんたらちんたら縫うスピード遅いんだけど・・・

思えば、私の手作り人生、遅咲きだと思う。
色々と作りたいものを作れるようになってきたのは、
なんとかミシンを使えるようになってきた、ここ最近なので。
遅咲きだけど、パワフルにやっちゃお。
布やら毛糸やら色々広げて、あちこちやりかけで・・・って状態は
圧倒的に未熟だけど、母に似ている。
やっぱり、色々なものを作る母の背中を見ていたことが
今の私につながってるのかもしれない。

私には、娘はいないけど、娘がいてたらそんな風に思ってくれてたのかな。
かたおやおちびは、何を思ったんだろう。
そういや、おちびは小学生の時「お母さんの仕事は?」ときかれ、
「縫い物やさん」と答えてた。
いつも縫ってるのが仕事で、会社から持って帰ってやってると思ってたらしい。
先生に「内職ですか?」と言われたっけ・・・(;^_^A
かたおやおちびも、男だけど、なにかふっとした時に、
これ、作れるかもな・・・と思ってTRYしてほしいな。
編み物の王子様もいるんだもん。
男でも女でも、手作り好きは関係ないよね。

とりとめもない話、長くなっちゃったけど、
改めて、私にとって作ることは、日々の生活の中で欠かせないもの。
まだまだできないことが多くて、まだまだうまく作れなくて、
日々試行錯誤の連続だけど、だから、楽しい、やめられない。
今年もがんばって作っていきたいな(^o^)/