おこしやす福井

故郷福井。。紹介します

常岡一郎さんぶん

2005年05月26日 | Weblog
なんといっても出来ないことはそっとしておく。そうして自分のきげんをとる道を第一に
努力する。それは何でもよい。まず手近な仕事をはじめる。手紙を読む。返事を書く。
日記を書く。原稿を書く。本を読む。人に会う。気になる事を片付けはじめる。それは
たやすいことからはじめる。そこに心が集中する。油がのりはじめる。心構え、腰構え
が定まって来る。仕事にも熱がわく。興味もわく。私は常に仕事によって救われてき
た。仕事が切れたら心はゆるむ。何か仕事はある。責任を感じる。これほど救われる
道はないと思っている。どうしても出来無い事は焦ってもつまらぬ。出来ることをはじ
めていると心がまず救われる。それからふとよい勘が働く。よい縁が結ばれてくる。最
悪の結果でもよい。たのしく迎える。何より心をつくることだと私は信じている。
常岡―郎師の略歴:
○明治32年福岡県生まれ、慶応大学理材科在学中、卒業前に結核にたおれ、学を
捨て、闘病と求道に入る。
○昭和IO年修養団体『中心社』を創設。養護施設中心学園、養護老人ホーム中心荘
を経営して社会福祉に貢献、更に健康学園を創建。かねての持論である5健運動を
推進。
○昭和25年、参議院議員に当選。12年間国政に参劃。
○昭和44年、勲二等瑞宝章を賜る。

最新の画像もっと見る