ユニバーサルフロンティア理論は世界を救う

GUTこと大統一理論を上回る現代最高の物理理論を公開したいと思う!こう、ご期待・・。

常温核融合などの偽科学に対する所感

2012年02月22日 | Weblog
北大では万年助教(昔は助手といった)が、阪大に至っては名誉教授ともあろう方まで《常温核融合》をおやりに(?)なった・・。

前者は、水素ガスを封入して白金とか硫黄とかいう“ありきたりな触媒”というか、そのような物を入れた上でフェナントレンを0.1g投入して(70気圧に)加圧の上で加熱したのだそうです。そうすると「660度まで加熱した後で火を止めると、加熱をやめた後も炉内の温度は700度まで上昇、通常の化学反応の100倍相当、すなわち240キロジュールの熱量と炭素の同位体である炭素13が大量に発生したという」とかいう話なんだそうですが、どうにもこうにも“眉唾(まゆつば)”ですねえ~!

70気圧から始めた混合気体が660度だとさらに圧力が高まり、そこでフェナントレンが気化し始めたとすると、圧力と共に容器内の温度だって高くなるでしょう・・。

それが660度から700度という(笑えるような)微々たる温度差ですけど、とにかく「加熱しなくても温度が上がった」という話の《温度上昇のトリック》でして、答えは熱力学と気体の状態方程式にありました。その際に蒸発させたフェナントレンが炭素13を多く含んだ特注品であってみれば、なんのことはない“単なる手品”でしかなかったことがばればれだということですよ!

続いて後者に関しては“名誉教授の美名”の下(もと)に、僕なんかでも一度はきっちりきれいに騙されていたりしてまして、まー、信じていた頃があるんですけど、それが嘘だった証拠として他のブログからの引用ですけど、

>「2008年5月28日 ... これによると、阪大名誉教授にして文化勲章受章者、阪大接合研には荒田記念館という ご当人の名を冠した建物があるという溶接工学の大物(だと思う)であられる荒田吉明 先生が、常温核融合の公開実験に成功したという大事件があったよう ...」

ふふふふっ、大物の後に(だと思う)だって、公開実験に成功したの次に大事件だって、ぶふっ!!!!wwww)

http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1211901606

と、これぐらいを紹介すれば済むことだと考えたいですし、とくに荒田先生のコメントに「大気中の約十万倍のヘリウムを検出」とあるのですけど、大気中にはヘリウムが約0.0005%ぐらい存在しておるので「荒田先生を信じたら検出された気体の中には約50%のヘリウムがあったことになる」という訳ですがな?

まー、ちょっとふざけるのはいいかげんにしてくれというレベルですね・・。

ユニバーサルフロンティア理論としたら優越感を禁じえない、そのような話だということで・・。

(お後が宜しいよーで)

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1 コメント

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常温核融合の参考文献 (通りすがり)
2012-03-20 00:10:24
常温核融合の研究状況については、以下の本が詳しいです。ご参考までに

http://jcfrs.org/file/CFfrontier2011.pdf
常温核融合フロンティア 2011
高橋 亮人(大阪大学名誉教授、(株)テクノバ)著
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