もし基礎が私の考察結果を裏切っておればディラック先生によるカイラルの定義が間違っていることになる。ま、その話題はこれまでにして、せっかくここまで下準備してきたのだからUFTによるK中間子の定式をお伝えするとしましょう。
《現在のK中間子の定式》
Ks=(|K^0>+|反K^0>)/√2 かつ Kl=(|K^0>-|反K^0>)/√2
これに対して
《UFTによるK中間子の定式》
Kl=(|K^0*>+|反K^0*>)/√2
かつ
K^0*=(|K^0>-|反K^0>)/√2 ,反K^0*=(|反K^0>-|K^0>)/√2
これは「Ksは現行と同じ」とうものだが、前者が Ks+Kl=√2|K^0> になってしまうのと比べたら、後者は Ks+Kl=|K^0>+|反K^0> になってくれるので、その点でかなり改善されています。
これを今までの考察結果より、
K^0*=(|K^0>+T|反K^0>)/√2 ,反K^0*=(|反K^0>+T|K^0>)/√2
としたら観測される予定の核種と、その騾馬ハドロンからできているのだと分かります。メソンはボソンですけど、ディラック粒子からできている複合粒子ですから、負エネルギー状態の組み合わせが想定できるのです。そして「それらは時間を逆行する」と仮定してしまっていいでしょう。
Ksの崩壊が確認された瞬間に、その定式から確認されなかった核種のベクトルが急に0になるわけですから、それは時間を逆行する情報になる権利があります。K^0だったならば|反K^0>/√2が、反K^0だったならば|K^0>/√2が、それぞれ時間を逆行して原点に戻ります。
原点に戻った情報が、|反K^0>/√2だったら反K^0*の成分に、|K^0>/√2だったらK^0*の成分に、それぞれなります。
Klでは先にKsが崩壊していて、情報を送ってくれていますから、選ばれたほうが崩壊し、選ばれなかったほうは最初から騾馬ハドロンです。
その意味では時間順序は厳格に存在して「Klの崩壊が後からKsの崩壊を決める」ことはナイでしょう・・。
さて、ここでも不満はありまして、騾馬ハドロンとはいったい何物なのか、ルート法の計算は本当に正しいのか、などなど欲求不満がつのります・・。
ま、時間逆行によるEPR現象の解釈などよりも定式の計算結果を改善した功績のほうをこそ重きを置いてお読みくだされば宜しいか、と存じました。こうして質量に関する[Ks]<[Kl]などもイメージの点からもより分かりやすくなっているのではないでしょうか。また2005年に文科省に書き送った論文にも書いておいたように「Δm=[Bl]-[Bs]の値が当時の理論によるものより実験結果のほうが1.4倍大きい」なども解決していくと思われます。
ご精読、ありがとうございました・・。
《現在のK中間子の定式》
Ks=(|K^0>+|反K^0>)/√2 かつ Kl=(|K^0>-|反K^0>)/√2
これに対して
《UFTによるK中間子の定式》
Kl=(|K^0*>+|反K^0*>)/√2
かつ
K^0*=(|K^0>-|反K^0>)/√2 ,反K^0*=(|反K^0>-|K^0>)/√2
これは「Ksは現行と同じ」とうものだが、前者が Ks+Kl=√2|K^0> になってしまうのと比べたら、後者は Ks+Kl=|K^0>+|反K^0> になってくれるので、その点でかなり改善されています。
これを今までの考察結果より、
K^0*=(|K^0>+T|反K^0>)/√2 ,反K^0*=(|反K^0>+T|K^0>)/√2
としたら観測される予定の核種と、その騾馬ハドロンからできているのだと分かります。メソンはボソンですけど、ディラック粒子からできている複合粒子ですから、負エネルギー状態の組み合わせが想定できるのです。そして「それらは時間を逆行する」と仮定してしまっていいでしょう。
Ksの崩壊が確認された瞬間に、その定式から確認されなかった核種のベクトルが急に0になるわけですから、それは時間を逆行する情報になる権利があります。K^0だったならば|反K^0>/√2が、反K^0だったならば|K^0>/√2が、それぞれ時間を逆行して原点に戻ります。
原点に戻った情報が、|反K^0>/√2だったら反K^0*の成分に、|K^0>/√2だったらK^0*の成分に、それぞれなります。
Klでは先にKsが崩壊していて、情報を送ってくれていますから、選ばれたほうが崩壊し、選ばれなかったほうは最初から騾馬ハドロンです。
その意味では時間順序は厳格に存在して「Klの崩壊が後からKsの崩壊を決める」ことはナイでしょう・・。
さて、ここでも不満はありまして、騾馬ハドロンとはいったい何物なのか、ルート法の計算は本当に正しいのか、などなど欲求不満がつのります・・。
ま、時間逆行によるEPR現象の解釈などよりも定式の計算結果を改善した功績のほうをこそ重きを置いてお読みくだされば宜しいか、と存じました。こうして質量に関する[Ks]<[Kl]などもイメージの点からもより分かりやすくなっているのではないでしょうか。また2005年に文科省に書き送った論文にも書いておいたように「Δm=[Bl]-[Bs]の値が当時の理論によるものより実験結果のほうが1.4倍大きい」なども解決していくと思われます。
ご精読、ありがとうございました・・。
EPRの説明までは余計なんかもシラン!