単独のNG量子が T・Nまたは反N・反T からなる不完全3重項を成しているのがワインバーグ=サラム理論におけるA粒子(A^-・A^0・A^+)の前粒子(preparticle)なんです。
T(反T)はA^-(A^+)を経てそのままW^-(W^+)になることができますが、Nまたは反NはA^0を経るだけではZ^0になることはできず、B粒子の前粒子であるT反Tとワインバーグ角θwで重ね合わさって(それぞれ90度の関係になる)フォトンとZ^0とが生成されます。
ありていに言うなればT反Tは“ほぼフォトン”となる成分だということです。
A^0の前粒子たる“Nまたは反N”というのも変な言い方ですけど、TとN・反Nと反Tという2重項ふたつから成り立っていると考えるのが本筋だという意味でして、それはクォーク反応における《アイソスピン1/2則》を配慮した定式です。T反Tは電荷±1が隣接しているので電磁場のくり込みであるとかフォトンの発射基地であるとかにふさわしい性質を有しております。
T反N・N反N・N反Tの3重項とT反Tとでは本質的な違いが有るのでN反NとT反Tとは混ざることができません。
それは、電磁場では電荷は逆の電荷を引きよせるのに対して、強い相互作用の場では強電荷は強電荷を引きよせます。つまり、中心電荷が負電荷のクォークだった場合に「N反Nは中心にNの側を向ける」ことができますけど「T反Tは中心に反Tの側を向ける」ので強い相互作用の担い手としてふさわしくございません。また、中心電荷が正のクォークだとしても、UFTによればそれはqHN(アイソスピン+1/2のクォークにN量子が憑依したモノ)ですから、よしんばT反Tがクォークに向けてTの側を向けようと相互作用を起こす条件にはなりません。
ま、ここのところも「チョークと黒板があれば分かりやすい講義ができるところ」ですが、ちょっと残念です・・。
よーするに「これだけで大統一の材料が揃っている」のですけどお分かりになられましたか?
T(反T)はA^-(A^+)を経てそのままW^-(W^+)になることができますが、Nまたは反NはA^0を経るだけではZ^0になることはできず、B粒子の前粒子であるT反Tとワインバーグ角θwで重ね合わさって(それぞれ90度の関係になる)フォトンとZ^0とが生成されます。
ありていに言うなればT反Tは“ほぼフォトン”となる成分だということです。
A^0の前粒子たる“Nまたは反N”というのも変な言い方ですけど、TとN・反Nと反Tという2重項ふたつから成り立っていると考えるのが本筋だという意味でして、それはクォーク反応における《アイソスピン1/2則》を配慮した定式です。T反Tは電荷±1が隣接しているので電磁場のくり込みであるとかフォトンの発射基地であるとかにふさわしい性質を有しております。
T反N・N反N・N反Tの3重項とT反Tとでは本質的な違いが有るのでN反NとT反Tとは混ざることができません。
それは、電磁場では電荷は逆の電荷を引きよせるのに対して、強い相互作用の場では強電荷は強電荷を引きよせます。つまり、中心電荷が負電荷のクォークだった場合に「N反Nは中心にNの側を向ける」ことができますけど「T反Tは中心に反Tの側を向ける」ので強い相互作用の担い手としてふさわしくございません。また、中心電荷が正のクォークだとしても、UFTによればそれはqHN(アイソスピン+1/2のクォークにN量子が憑依したモノ)ですから、よしんばT反Tがクォークに向けてTの側を向けようと相互作用を起こす条件にはなりません。
ま、ここのところも「チョークと黒板があれば分かりやすい講義ができるところ」ですが、ちょっと残念です・・。
よーするに「これだけで大統一の材料が揃っている」のですけどお分かりになられましたか?