グラショウの自伝は読んでいて楽しいですよ、笑えます!
物理的内容だって明晰で的確で、というか当時の素粒子シーンを余すところなく伝えていて、言うなれば目覚めるような感激がありましたよ、そうですがな。でも、彼が級友の映画評論を❝間違い道しるべ❞だったと扱き下ろす場面を思い出すと、そら、まさに標準模型から大統一への道しるべがそうだなアー、という感慨に耽ります、そう。
本業がおろそかになると女のことを思い出したりするw
やきが回ったグラショウ、イイ本をドモありがと!
イイ本とは、まさにユニバーサルフロンティア理論建設にとって大いに参考になった書籍、だからグラショウは我が心の師匠だったりする、そら、半分は皮肉。素粒子論の世界ってなんて簡単なんだろーと思わせてくれた、心の底から感謝する、そうでしたのや。
サルトルが哲学に目覚めた時を思い出しますがなw
師匠に「で、サルトルよ、現象論の哲学ならばグラスを手にもってグラスについて語るだけで哲学なのだよ」と教えられ感動で青ざめたというサルトル、心の仕組みはよう似てますがな。実存主義の深みが元をたどれば株の売り買いの仕組みを教えられたよーなモンだった、とは。
初心かならずしも忘れない方がイイほどでない?
逆に言えばココだって笑うトコロかもしれないですよw
で、若き日の青ざめ損ねた南部先生よ、今は天国におられると信じてるが、アンタがチャンと目覚めておればワシが今さらこんなことをする必要などなかったのじゃよ、そうですがな。昔の日本人のことだ、そんな安直からすべてが始まるとは、ま、とても想えなかったんだろーな。
ユングやパウリや信奉者たちが敗ける日は近いと見た!